2015年 7月6日
7月6日(月)京の文化は~浴衣で炭坑節~でした。先週の京の文化~着付け~でお世話になったレンタルエスパース ラポール代表の橋本誠先生に引き継きお越しいただき自分達で浴衣に着替え、レクリエーション担当の川瀬恵子先生の指導で 月が~出た出~た♪でお馴染みの炭坑節を踊りました。
先週に着付けを習ったので少し早く着替えられました。
飛び入り参加で踊りを披露した盛校長と担当の川瀬先生
盛校長「これくらいは 練習なしで踊れるで~」
あいにくの雨で、講堂で踊ることになりましたが、気温も低く炎天下の中庭より快適だったのかもしれません♪
洋服と浴衣では体の自由度や体感温度も全然違いますが、上手に踊れました。
施設の夏祭りで踊れると利用者さんとの関わりも深くなると思います。
明日は七夕です。 天の川でおりひめとひこぼしが出会えるといいですね!
2015年 7月5日オープンキャンパス
7月5日(日)のオープンキャンパスは介護で使えるレクリエーションということで2002年3月に本校を卒業され、現在医療法人啓友会なかじま診療所に勤務されている葦原和美先生にお越しいただきました。
葦原先生は講義を始められる前に介護観について持論を展開され、参加者の様々な疑問や関心に答えてくださいました。この日はご自身の給与明細の内訳を発表される一幕がありました。そして先生はレクリエーションに関する書籍も著されており、オープンキャンパスでは現場直伝のレクリエーションを披露していただきました。
レクリエーションとは生活の快と言われるように、ただ単に盛り上がり歓声が飛び交えば成功というものではないそうです。少し難しようですが参加者に実際に参加していただきました。
この日に披露していただいたレクリエーションは しりとり・ビンゴゲーム・折り紙を相手陣地に吹いて落とすゲーム等でした。しかし、そこには単純なお遊戯的なものではなく、しりとりであれば、3文字、4文字、5文字と文字数を指定したり、ビンゴであればチーム単位で升目に色、動物、都道府県などカテゴリーを決めて任意につくって参加する発展的要素が加わり、介護施設で使われるレクリエーションということを忘れ一同盛り上がりました(笑)。
レクリエーションを終えて葦原先生は通常のしりとりやビンゴゲームの違いについて説明してくださいました。参加者は普通に楽しんだのですが、しりとりやビンゴゲームも文字数を制限したりカテゴリーを絞ることで脳細胞の活性化を促したり、折紙を吹き飛ばすことで口腔ケアを兼ね、保持機能を更に発展させる要素を含んでいることに改めて驚かされした。そこには娯楽以外に、健康増進と参加する喜び、これらが揃って介護福祉士としてレクリエーションが成功したと言えるのだと葦原先生は締め括られました。
2015年 6月30日お知らせ
6月25日(木)と6月30日(火)の2日間にわたり、京都福祉専門学校と同じ南京都学園系列校の京都廣学館高等学校の2年生が選択授業で辻調理専門学校の先生を招いて本校の家政学実習室にて調理体験が行われました。
初日に作ったのはガトーショコラとキャラメルとリンゴジャムのクレープ
本日2日目はカヴァティエッディとオレッキエッテというパスタをトマトソースで合えたものをつくりました。
2日間でスイーツとパスタをつくったのですが、本校の家政学実習室は高齢者にやさしい料理を作ることが多いので、この日はバターやオリーブオイル、ガーリック・・・・若い人の食事だなと改めて思いました。
京都廣学館高校の2年生のみなさんお疲れさまでした。
2015年 6月29日
6月29日(月)の京の文化は~和装・着付~ということで、卒業式のレンタル着物で御縁のあるレンタルエスパース ラポール代表 橋本 誠先生にお越しいただきました。
京都の夏は祇園祭など歴史的な祭りが多数あり和装を楽しむ場が多くあります。施設の夏祭で利用者さんの浴衣の着付けのお手伝いができて、自身でも着ることができれば最高ですね!!
講義の前半は着物の種類や用途について学びました。着物には様々な儀式や年齢に応じた種類があるんですね~奥が深いです。
後半は先生とお店のアシスタントさんの指導のもと、着物を着る練習をしました。もちろん友人と交互に着付けを確認して、来週は自分たちで着た着物姿でレクリエーション担当、川瀬先生とコラボで 月が出た出た~♪でおなじみ炭坑節を踊ります。お楽しみに!
来週が楽しみだぜ~!!
2015年 6月22日
6月22日(月)の京の文化はアトリエ椰良生デザインの空間プロデューサー、市田椰良生先生にお越しくださいました。今回で3度目の授業で、レベルアップした内容になってきました。
今回の京の文化~花育③~は「バスケットをつくる」ということで、使用する材料は
受け皿4号 ワイヤー20番72cm2本 ラッピングペーパー 網目のラッピングペーパ
プリンカップ 吸水性スポンジ リボン 多肉植物 サマーチェリー エリンジウム
ワイヤーとバスケットで籠の骨格を作り、ラッピングペーパーで優しいイメージ仕上げ、上記の花々を生けていきました。
自由にお花を生けてもこのクオリティー素材の吟味は市田先生のお蔭かな?先生のように季節の花とバスケットとの配色をコーディネイトできて一人前です。次回は7月13日(月)花育④で最後です。より良い作品をつくれるようにがんばりましょう。
2015年 6月20日オープンキャンパス
6月20日(土)のオープンキャンパスは本校教員の佐藤裕子先生の「色々な食事形態について知ろう」でした。介護福祉士として食事の介助は重要な仕事の1つです。からだのメカニズムを理解し、利用者さんの立場になり同じ食材を刻む・潰す・ペースト状にすることで私たちの五感にどのように伝わるのか体験していただきました。
私たちが生きていく上で食事は欠かすことはできません。それは楽しみであり、豊かさの象徴であったりします。施設に暮らす利用者の方々も同じで「今日の献立は何だろう?」と楽しみにされていると思います。ですが、年齢を重ねると飲み込む力や噛む力、唾液の量が減少していきます。今日の「色々な食事形態について知ろう」は、いかに 利用者さんに本来の食材の美味しいイメージを伝え、若かった頃の食事の思い出を尊重し食べやすいように加工をして提供する介護福祉士の真髄なのです。
佐藤先生が持っているリンゴの味や触感のイメージを参加者に訊ねると「甘い」「酸っぱい」「シャリシャリ」などといったコメントがありました。
トマトやリンゴ、卵焼・・・参加者のみなさんが普段食べているイメージと、利用者さんの「所持機能」を考え、刻んだり、潰したり、加工した食材を食べ比べることで色々と学ぶことができたのではないでしょうか?
佐藤先生曰く、今回使用した、お茶などが気管や肺に入る誤嚥を防ぐ「とろみ調整剤」は果汁100%のジュースに使用すると高級感のあるスイーツになるそうです。ぜひ?試してみてくださいね(笑)
2015年 6月19日
6月18日(木)の講師の松永先生の「障害の理解」は特別授業で、視覚障害者であられる前田眞理先生と盲導犬のトラムくんにお越しいただきました。
前田先生は17年前に交通事故で失明され、松永先生同様に京都ライトハウス(視覚障害者総合福祉施設)で訓練を受けられ、盲導犬と出会われました。
TVなどのマスコミの影響で私たちは視覚障害者=盲導犬というイメージがありますが、その頭数は全国で約1000頭、京都府下ではわずか20頭しかいません。多くの方に盲導犬が普及すればと思うのですが、実際は盲導犬の育成は費用がかかると同時に使い手にも犬との信頼関係を構築できる資質が求められます。
前田先生は盲導犬の正しい理解を広めるために活動されていています。
①盲導犬は無償で貸与されていて、貰い受けた犬ではありません。
盲導犬協会と多くのボランティアの協力で育成されていて、10歳くらいで引退するときに余生を過ごす施設に返却しなくてはなりません。
②視覚障害者の目となっている盲導犬は愛玩動物ではありません。
頑張って仕事をしている盲導犬を応援するあまり頭を撫でたり、エサを与えたり、口笛を吹いたり興味をひくような事はしないで、優しく見守って欲しいそうです。
③目的地まで案内してくれる万能な存在ではありません。
盲導犬は障害物にぶつからないように避けたり、段差の手前で止まったり、教えられたもの(階段・ドアなど)を探してそこに向かって誘導する訓練は受けていますが、赤信号を認識したり、地震や火事の脅威を避けることはできません。
厳しいルールばかりで、どう接していいのかわからいように感じますが、困っている姿を見かけたら白杖の視覚障害者の方々と同じようにお手伝いの有無を確認するために声をかけて欲しいのは同じです。
前田先生は最後に全盲になってから趣味で始められたピアノ演奏を披露していただきました。曲目は「花は咲く」と、13歳で引退後、死んだ先代の盲導犬のパズくんを偲び、名前の由来になった天空の城ラピュタの挿入歌「君をのせて」でした。前田先生のピアノの旋律は計り知れない練習の成果と、パスくんへの思いが込められていて、その場にいる学生、教員一同感銘を受けました。
2015年 6月17日オープンキャンパスお知らせ
6月20日(土)10:00~12:30
「色々な食事形態について知ろう」です!!
食べる喜びの基本は「口から食べる」ということ。
しかし、高齢者になると噛んだり飲み込んだりする能力に個人差が現れてきます。
高齢者の食生活を知り、「食事形態」を学ぶことが大切です。
小さく刻まれた食材とそうでない食材を食べ比べたり、
同じ食材でも噛む回数を変えるなど、様々な体験をしてもらいます。
申し込みはコチラから
2015年 6月12日お知らせ
本校の庭には現在、純白のユリが咲き乱れています。そのユリはテッポウユリの一種でエラブユリといい、学園創設者である本部廣哲の出身地である沖永良部で栽培され、明治中期からイースターの花としてキリスト教国へ輸出され国際親善に役立ってきました。
(6月7日撮影)
創設者である本部廣哲はこの花を見て「島国で生まれ育った我々が、日本人として誇りを持って国際社会へ羽ばたけるように」との願いを込めて学園章の中心にそえました。
介護福祉士を目指す京都福祉専門学校は国際社会に羽ばたくイメージとは一見関係無いように思いますが、先日「京の文化~京ことばと京のおもてなし~」で講師をしてくださった祇園甲部のお茶屋「大ヌイ」の村上斗紫先生が「真の国際人とは英語を学ぶだけでなく、日本人の誇りを持つことが国際人である」仰ってました。日本人として、京都で学ぶ者として自国の文化と言葉を誇りに思うことと同じように、日本の発展に貢献してこられたお年寄りを誇りに思い大切にできる介護福祉士を輩出する京都福祉専門学校にはエラブユリの理念が生きています。
2015年 6月9日
6月9日(火)の生活支援技術の被服の時間はペットボトル用保冷巾着袋を作りました。
生活支援技術とは介護福祉士として高齢者の日常をサポートをするために衣服の着脱、食事や入浴、排泄等などを学びますが、この時間は高齢者にやさしい食事をつくったり、衣類や小物など縫物をつくります。
裏地に保冷シートを縫い付けます。うまく裏返して巾着状にしていきます。
これで保冷と結露機能をもたせられ、カバンの中の書類が濡れない?!
自分でつくった作品なので愛着が持てます!大事に使ってください