2023年 5月30日スクールライフ学校の様子授業特別授業認知症の理解
教科:認知症の理解Ⅱ
本日は認知症の理解Ⅱで特別講師として「NPO法人りゅうおう」から坂口理事長に来校いただきました
認知症ケアを、じっくり。しっかり
“寄り添う”という言葉には「ぴったりとそばに寄る」という意味があるのですが、“ぴったりとそばに寄る介護”では何故かしっくりときません。たとえ認知症を患ったとしても、人としての喜怒哀楽の感情を失うわけではありません。認知症のご本人も、介護者も、日々一緒にもがきながらの暮らしがあるのです。
当法人の事業所では「ゆったりとその人らしさを受けとめる」ことを理念とし、これからも認知症高齢者の“心に寄り添う介護”を目指し、ご本人・ご家族とも一緒に悩み考えながら、一歩一歩を踏みしめていきたいと思います。
卒業生や施設スタッフ様も授業に参加いただきました
認知症の方の話に耳を傾けることが大切。何を求められているのか。一瞬一瞬を大切に! 可能性を諦めないことが重要と坂口様は生徒達に熱弁いただきました。
本日は来校ありがとうございました。
2023年 5月8日お知らせスクールライフ認知症の理解
認知症を正しく知ろう
2年生が「認知症の理解」の授業で【認知症サポーター養成講座】を受講しました。
今や65歳以上の6人に1人が認知症と言われています。
そんな中、認知症になった方をサポートするため、まずは正しく理解することが大切です。
本日は「介護老人保健施設おおやけの里」から木村さんを講師に招き、認知症についてお話をいただきました。
大切なことは認知症について正しく理解し、偏見を持たずに認知症の方やそのご家族を見守ることです。
”特別な誰か”の問題ではなく、自分たちの問題であるという意識を持ち、関わっていきたいですね。
講座後は、認知症サポーターの証「オレンジリング」をいただきました。
認知症になっても 認知症でなくても、誰もが安心して暮らせる町を作れるように、これからもしっかり学んでいきましょう。
2022年 6月15日お知らせスクールライフ学校の様子認知症の理解
2年生、認知症の理解Ⅱでは今回もチームについてのグループワークを行いました。
今回は、ある通所介護事業所でチーム崩壊が発生したという仮定をもとにした学びでした。
その問題点は何なのか、なぜその問題が発生したのか、自分が管理者だったらどのような解決策に取り組むのかといった点について、チームに分かれて考えました。
非常に具体的な事例をもとにした学びで、2年生はみんな真剣に意見を出し合っていました。
今回は講師を務める辻先生と共に介護老人保健施設おおやけの里で働く卒業生も数名参加してくれました。
介護現場での経験や実例を踏まえた視点からのアドバイスは、生徒たちにとって非常に良い刺激になったようです。
卒業生のみなさん、ありがとうございました。
2018年 8月19日オープンキャンパスお知らせ体験入学会認知症の理解
8月19日の体験テーマは「認知症について知ろう!」でした。
「認知症の理解」で講師を務める辻先生を迎えて、認知症のケアにの歴史などについて、楽しくわかりやすく学びました。
認知症のケアは、1980年初頭までは介護職員本位で進められることが多く、それはけっして介護とは呼べないものでしたが、1987年に介護福祉士の資格が誕生した頃からは急激に改善されて来ました。
また、介護を大きな木に例えて、知識や技術は幹や枝葉、花、または果実などの部分も当然大切ですが、理念や人間性など心の部分、つまり根っこの部分は、専門職として働く上でとても大切だとのお話をいただきました。
それはまさに京都福祉専門学校が大切にしている部分です。
専門学校だから知識や技術の習得はあたりまえ。京都福祉では教養や人間性に溢れる、介護の専門職を目指しています。
しっかりした知識と技術、そして豊かな人間性を身につけた本物の介護福祉士をめざすあなたは、ぜひ京都福祉専門学校のオープンキャンパスに参加してください
次回は8月25日「音楽がもたらす力とは」です。
学生スタッフと一緒に、音楽療法について学びましょう!
こちらからぜひお申込みください
2018年 4月26日スクールライフ学校の様子授業認知症の理解
今日は2年生の科目「認知症の理解Ⅱ」を紹介します
コグニサイズ
~認知症予防運動プログラム~
コグニサイズとは、国立長寿医療研究センターが開発した運動と認知課題(計算、しりとりなど)を組み合わせた、認知症予防を目的とした取り組みの総称を表した造語です。英語のcognition (認知) とexercise (運動) を組み合わせてcognicise(コグニサイズ)と言います。Cognitionは脳に認知的な負荷がかかるような各種の認知課題が該当し、Exerciseは各種の運動課題が該当します。運動の種類によってコグニステップ、コグニダンス、コグニウォーキング、コグニバイクなど、多様な類似語があります。コグニサイズは、これらを含んだ総称としています。
コグニサイズは、基本的にはどのような運動や認知課題でも構いません。ただし、以下の内容が考慮されていることを前提とします。
- 運動は全身を使った中強度程度の負荷(軽く息がはずむ程度)がかかるものであり、脈拍数が上昇する(身体負荷のかかる運動)
- 運動と同時に実施する認知課題によって、運動の方法や認知課題自体をたまに間違えてしまう程度の負荷がかかっている(難易度の高い認知課題)
コグニサイズの目的は、運動で体の健康を促すと同時に、脳の活動を活発にする機会を増やし、認知症の発症を遅延させることです。コグニサイズの課題自体がうまくなることではありません。課題がうまくできるということは、脳への負担が少ないことを意味します。課題に慣れ始めたら、どんどんと創意工夫によって内容を変えて下さい。「課題を考えること」も大事な課題です。
できれば運動を行う皆で一緒にコグニサイズをすることで、間違えて笑って、試行錯誤しながら楽しんで行っていただくことを期待しています。
2015年 11月5日認知症の理解障害の理解
11月5日(木)認知症の理解
1年生の認知症の理解は一般社団法人愛生会 介護老人保健施設おおやけの里 介護士長の辻智典先生が今年から担当されています。
2015年現在、戦後生まれの団塊の世代が65歳、10年後には75歳になられ、この10年間で独居高齢者と認知症高齢者が倍増すると言われています。このような社会でこそ、介護福祉士は高齢者の日常生活を支援する関わりを通じて認知症を防ぎ、症状を改善する役割が求められます。
辻先生は言葉や数字では理論づけしづらい「暗黙知」と容易な「形式知」の2つの知識を挙げ、日常支援から利用者さんの少しの異変から大きな病気を見抜く介護福祉士や、号泣するご子息の剥離骨折を育児経験から気が付かれた奥様を例に「暗黙知」をわかりやすく説明されました。認知症ケアには治療だけでなく介護福祉士としての理論づけられた基礎知識の上に「暗黙知」を積み上げる事の大切さを授業で講義されていました。