2010年 10月21日スクールライフ
10月20日(水)、南京都高等学校福祉コースの1年生が本校へ見学にきてくれました。
今回の見学は「体験型」
実際の授業へ入ってもらい、京都福祉でどのような授業が行われているかを、しっかりと体験してもらいました。
2年生の「生活支援技術(ターミナルケア)」、本校の名物先生!?の廣瀬良子先生の授業です。
ターミナルケアという言葉は、一般的には「回復の見込みのない疾患の末期に苦痛を軽減し、精神的な平安がもたらされるよう行われる医療・介護」をいいます。
ターミナル期をむかえた利用者に対する介護について、学んでもらいました。
福祉施設に介護福祉士として勤務する中で、利用者の最期に立ち会うことは珍しくありません。
そのような状況で、介護福祉士がどのような役割を果たすべきか。
介護職は看護職や医療職と十分連携して身体的・精神的安楽をはかり、利用者がなるべく苦痛なく安らかに死を迎えられるよう準備していきます。
そして、残された時間をできるだけその人らしく生きられるように、身体的苦痛の緩和・生活の支援を行うとともに、死への恐怖や不安などのつらい気持ちを傾聴し受容するコミュニケーションを行うことが大切です。
このコミュニケーションの一つとして、「ハウト・ケア(マッサージ)」の方法を教えていただきました。
ゆっくりと落ち着いた気持ちになっていただけるような声掛けや、歌を歌うなどしてマッサージを行います。
気持ちが安らぐようなアロマオイルを使ってもいいそうです。
在校生と高校生がペアになり、マッサージの方法を学んでもらいました。
短い体験時間だったので、ほんの一部の体験となりましたが、よい経験となったのではないでしょうか。
続いて介護実習室にて、ボディメカニクス体験・車いす体験をして頂きました。
まずは、実習室の説明と福祉器具の紹介です。
現場にあるような、福祉機器がずらり。
車いすだけでも様々な種類があります。
それぞれの紹介を受けた後、車いす体験チームとボディメカニクス体験チームに分かれて体験してもらいました。
こちらは車いす体験チーム。
車いすに乗って、段差を越える体験をしてもらいました。
これがなかなか恐い!!乗っている方も押している方もなんだか緊張です!
こちらはボディメカニクス体験。
正しいボディメカニクスを使わなければ、ベッド上での移動介助も大変です。
どういう姿勢で、どういう力の入れ方で行えば良いのか、体験してもらいました。
トータル1時間半という短い時間だったのですが、京都福祉の雰囲気や授業内容を知ってもらえたのではないでしょうか。
まだまだ高校1年生。
福祉コースの生徒とはいえ、まだまだ福祉の分野について知らない事も多いことと思います。
これからの高校生活で様々な知識と技術を身につけ、また、進路選択のうちの1つとして
京都福祉専門学校を考えてもらえたらと思います。
皆さん、お疲れさまでした!!