2011年 12月19日
12月18日(日)、21回目のオープンキャンパスを開催しました。
今回のテーマは、『見えないってどういうこと~アイマスクで白杖体験~』です。
特別講師に、本校で点字の授業を担当している松永信也先生におこし頂きました。
松永先生は中途失明者です。
今から10数年前に失明されました。
見える世界と見えない世界、どちらも知っておられるのです。
しかし、今でも“実は見えているのでは?”と思う程、立ち振る舞いがスマートです。
そんな松永先生が、これまでに経験された事をリアルに語って下さる講演に、
参加者の皆さん真剣な表情です。
講演の後には、白杖とアイマスクを用いて、見えない世界を体験してもらいました。
まずは、自分の力だけで歩いてもらいました。
これがコワイ!!
みんな教室から出るだけでも一大事です!
恐る恐る白杖を前にだして、まるで目の前に何かが飛び出してくるのを恐れるかのような歩き方。
でも、これが現実です。
目から得ている情報の多さを実感できますね。
でも、全盲であられる松永先生にとっては、これが日常です。
次はペアになって、1人が手引きをします。
手引きの方法も、しっかりと教わって。
手引きをする時の注意点を考えながら、慎重に階段を歩きます。
階段を下りるのが一番コワイ!
階段の始めと終わりに声掛けをすることが大切です。
入浴実習室では機械浴の体験を、生活支援技術の部屋では、様々な福祉器具に触れてもらいました。
今回で、年内のオープンキャンパスはすべて終了となりました。
次回は、年明け。
1月15日(日)13時からです
テーマは『作って食べよう~高齢者にやさしい料理~』です。
講師の石田先生にお越しいただき、高齢者に優しい料理を実際に作っていただきます。
作った後には、皆で試食!
進路に悩んでいる高校3年生はもちろん、2年生・1年生、社会人の方
たくさんの方のご参加お待ちしています!!