2014年 6月10日
6月9日(月)京の文化の授業は「京ことばと京のおもてなし」と題して、4月に「京の礼節」でお世話になった祇園甲部 お茶屋「大ヌイ」より、村上斗紫先生にお越し頂き、講義をして頂きました。
「京言葉」とは京都が日本の首都であった頃、標準語として使われ地方の方言に影響をあたえてました。そして 花街や芸妓社会の言葉は、今のカリスマモデルや芸能人に憧れるように多くの人が真似たのでしょう
「話して京ことば」では日常会話編と題してタクシーの運転手さんとお客さんの会話を台本片手に盛校長先生(鹿児島出身京都在住30年以上)も緊急参戦してくださいました。
:使用例
いらっしゃい→おいでやす
あなた→あんたはん
ゆるす→かんにんする
頑張って→おきばりやす
今ではあまり使う人は居られないですが、高齢者には使われる方が多いようです。介護の現場で使えば「おばあちゃん おいでやす!」という会話でも心が和むのではないでしょうか?真の国際人とは外国風になるのではなく、自国の誇るべき文化を正しく世界にアピールできることであると村上先生は言っておられました。
京都福祉専門学校で2年間を過ごすのだから正しい京ことばを使って将来役立てて欲しいと思います。