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障害の理解~手話~

2014年 6月20日

6月19日(木)2年生の障害の理解は特別授業で、同志社大学などで講義をされている 井上勗(つとむ)先生にお越しいただきました。

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井上先生は先天性聾唖(ろうあ)者で、生まれた時から耳が聞こえませんでした。音の無い世界で50音や、言葉の意味を理解することは苦労の連続だったそうです。

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幼少時代は車にはねられたり、空襲警報が聞こえないという理由で家に籠るように親に言いつけられてたので、同年代の子どもたちとコミュニケーションが持てませんでした。その後、聾学校に進学して初めて生徒同士が使う手話に出会い衝撃を受けたのですが、授業は 健常者の社会を基準に口話(話し手の 唇や顔面筋肉の動きから話された言葉を理解する読話)が義務付けられ、学校の先生が手話で授業をすることはありませんでした。井上先生は手話なら”卵””煙草”も伝わりますが、口話で”たまご””たばこ”を両者に伝えるのは難しいと言っておられました。

最後に学生からの質問で「手話の魅力は何ですか?」という質問に先生は「聾唖者同士だと、手話ですれ違うバスの車内や線路を隔てたホームの人と会話ができることです。」と答えられました。とても深い授業内容でした。