2014年 6月26日
「障害の理解」の授業の一環で、1年生が視覚障害者総合福祉施設「京都ライトハウス」へ見学実習に行きました。
会議室で施設の横田さんと本校講師の松永先生に京都ライトハウスの歴史や、概要を説明していただきました。ライトハウスとは視覚障害者にとって光をともす灯台のような存在として命名されたそうです。
施設内を2グループに分かれて横田さんと松永先生に案内していただきました。施設はユニバーサルデザインを取り入れいてトイレやエレベーターなども視覚障害者以外に車椅子の方でも使いやすく設計されています。
施設には点字書籍の図書館や視覚障害者を支援する様々なサービスや日常生活用品が取り扱われています。左上から①文字盤の針を触って時間を確認する指触式時計、②色がわかるように靴下やネクタイにビーズで点字を施すドットテイラー、③新聞の紙面を拡大したり色合いを変更する拡大読書器、④最後に横田さん愛用のブレイルメモという優れものの機械で、点字をタイプして記憶された文字がディスプレイ上に突起で現れます。もちろん点字の読み上げやテキストデータとしても出力可能です。
京都はまだまだ課題はありますが、視覚障害者がすごしやすく多くの方が生活されています。横田さんも「故郷の長崎にいたら出歩かず引籠りになっていたかも(笑)」と言っておられました。このような施設は全国的にも珍しく障害者の複合施設として注目されています。