2014年 9月8日オープンキャンパス
9月7日(日)のオープンキャンパスは現役介護福祉士の話を聞こう!!ということで、本校を2002年の3月に卒業して、現在は医療法人啓友会 洛西けいゆうの里で勤務されている葦原和美さんに来ていただきました。
葦原さんは10年以上(結婚と出産、育児をされながら)施設に勤務され様々な現場経験から、全国で講演を依頼されるほどです。今回はオープンキャンパスということで、参加者と母校の後輩を前に普段聞けない事を現役介護福祉士の視点で話していただきました。介護の仕事は「やりがい」と言われますが葦原さんにとっては「生きがい」だそうです。もちろん優しさや、思いやりから感謝されるのは”やりがい”であるのは間違いありませんが、それらを通じて「死生観」もしっかり持って向き合ってこそ"生きがい"となるそうです。
そして、ご自身の給与明細を持参され公表される驚きの一幕がありました。労働条件や賃金も聞ける今回のオープンキャンパス醍醐味だったのではないでしょうか?金額の詳細は書けませんが、所持する資格や夜勤の回数で変わる給与の内訳に参加者は興味津々でした。賛否両論ありますが、葦原さんは「仕事着は支給され、施設の食事を格安で利用できます。ビジネスマンのようにスーツを揃えたり、外回りなどで外食に掛る支出がありません。そして失業することはありません!」の一言に参加者からは思わず笑みがこぼれていました。
講義の後は、レクリエーションの書籍も著しておられる葦原さん現場直伝の技を披露していただきました。梱包用の衝撃吸収材をストローで吸い続けるゲームは口腔ケアの役割があり、誤嚥予防に役立ったりします。また、複数の折り紙を組み合わせるコマづくりなどは脳の活性化はもちろん、施設を訪れる子どもたちとのコミュニケーションに活用できる優れものばかりでした。
最後に京都福祉専門学校を卒業したメリットについての質問に葦原さんは、同じ志を持つ仲間との出会いや、得た知識は長く介護福祉士の仕事を続けられる糧になっていると嬉しいお言葉を頂きました。