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認知症の理解Ⅱ~認知症の人と家族の会~

2015年 5月28日お知らせ

5月28日(木)2年生の認知症の理解Ⅱは「認知症の人と家族の会」京都府支部代表 荒牧敦子先生にお越しいただきました。 認知症の人と家族の会は全国47都道府県に支部があり、1万1千人の会員が励ましあい、助け合って「認知症があっても安心して暮らせる社会」を目指して1980年に結成されました。

 

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荒牧先生は認知症を患った両親や姑を看取った後に、それらの経験を生かして認知症の介護に苦しむ家族の助けになれればとこの活動を始められ、現在はこの会の代表を務められています。

認知症には様々な症状がありますが、脳の変化から知的能力の低下、仕事や生活への支障があげられます。また、日常的な支援が必要となり家族の負担は大きく、家族だけの介護にも限界があり社会的な支援や専門職や地域住民の支援が必要となります。

荒牧先生のお父様は人望があり、仕事でもたくさんの功績を残してこられましたが、認知症になると地域の人はお父様の人格を否定するようなことを言ったり、労いの言葉が逆に深く心を傷つけることがあったそうです。認知症患者を支えるのは家族ですが、その家族を支える一翼として「認知症の人と家族の会」の活動があり、併せて専門職として介護福祉士はご家族と利用者さんとの間で双方の意思を尊重できる介護が求められます。誰もがなりうる病気で難しいテーマだと思いますが学生諸君はしっかりとした介護観を身につけて欲しいと思います。