2015年 7月9日
7月9日(木)京の文化は京の城ということで、同じ南京都学園の京都福祉専門学校と南京都高等学校で校長を務められた御縁で田邊眞裕先生にお越しいただきました。
田邊先生は城郭建築に造詣が深くご自宅には関連の書籍が100冊を超えておられるそうです。学生に知っているお城を答えなさいという質問には「大阪城」「伏見桃山城」「熊本城」という答えがありましたが、それらは戦乱で焼け落ち鉄筋コンクリートでそっくりに再建されたり、遊園地のシンボルであることを知った学生からは驚きの声があがていました。江戸時代から天守閣まで現存するお城は貴重で、世界遺産の姫路城と犬山城・彦根城・松本城を筆頭に12城しかありません。
歴史好きな田邊先生が話された豊臣秀吉の伏見城の城郭跡発見の話題や、戦国武将の人間模様と城にまつわるエピソードの数々はとても興味深いものでした。
現在のお城は防衛拠点としての役目を終えていますが、城下を見下ろすように建っている天守閣は地元の方々にとってはシンボルとして親しまれています。施設の利用者さんと生まれ育った地域に建つお城の話題はきっと喜ばれるのではないでしょうか?