スマイルブログ

welカムfare特集①

2015年 11月2日お知らせ

Welカムfare特別講演①
開校20周年記念講演「老人を地域で生かすケア」というテーマでNPO法人「みんなの家」代表の奥田俊夫さんにお越しいただきました。奥田さんは40歳で京都福祉専門学校に入学され介護福祉士取得後、静岡県で一番の高齢化率を誇る西伊豆町で通所介護施設「みんなの家」を創設されました。高齢者の多くが農業と漁業に従事され、近所付き合いが残るこの地で奥田さんは高齢者の社会参加と活動、維持と回復に重点を置く活動の一環で、お年寄りの苦労話を聞き“人生紙芝居”をつくり誕生日にご本人や地元小学校で発表された後にプレゼントされています。戦争体験など“マイナスの人生”を“伝える使命”に変える事が高齢者にとって生きがいとなります。今年は戦後70年、戦争経験者の多くは亡くなり要介護化しています。戦争は若くて強い有能な人を重んじ、老人や障がい者を切り捨ててきたので福祉の対極に位置します。老人介護の現場こそ、戦争体験の伝承を担うべきでは?と奥田さんは講演を締め括られました。

2015-10-31 11.02.24-2

Welカムfare特別講演②
認知症サポーター講座が行われました。講師として「認知症の人と家族の会」から代表の荒牧敦子先生と新保博先生「北宇治地域包括支援センター」代表の森下 良亮先生にお越しいただきました。認知症とは超高齢社会へ突き進む日本にとって深刻な問題で、85歳以上であれば4人に1人症例があると言われています。 決して自分だけは大丈夫というものではありません。実際に認知症を患うとご本人は「何かおかしいな」と不安と同時に苦しみ悲しみを感じられています。そこ へ家族や地域の人間が認知症を理解して優しく包み込み、誰もがさりげなく「人間杖」になって援助する社会が望まれます。この日はパネラーとして新保先生が 受講者の様々な疑問や質問に答えていただき中身の濃い講演会になりました。特に介護福祉士は人としての尊厳を大切にして更に理解を深める必要があります。 今日の講演の終わりに受講者全員が認知症サポーターの証であるオレンジリングをいただきました。

2015-10-31 14.08.10 2015-10-31 14.08.14 2015-10-31 14.08.54 IMG_1329

Welカムfare~老人食体験~
本校の生活支援技術の調理実習担当、講師の石田二三代先生と学生スタッフが参加者と一緒に老人食の調理・食事体験が行われました。献立は①ご飯②豆腐入り ハンバーグきのこソース③キャベツと人参のサラダ④カボチャのスープ⑤フルーツヨーグルトでした。ハンバーグには豆腐とひじきが入っていてとてもヘルシー で、御爺さんとお孫さんの参加者にも美味しく召し上がっていただけました。♪もちろん、ご飯はスキムミルク入りの栄養満点ご飯です。

2015-10-31 12.33.54 2015-10-31 12.34.03 2015-10-31 12.34.11 2015-10-31 12.22.40