2016年 7月15日スクールライフ
「障害の理解」の授業の一環として、特別授業「盲導犬」が行われました。
講師の前田先生は、33歳の時に交通事故で失明されました。
医師から失明することを伝えられた時は、絶望の淵にたたされたそうですが、京都ライトハウスで様々な訓練を受け、なんとか生活ができるようになられたそうです。
前田先生と生活を共にしている盲導犬のトラムくん(ゴールデンとラブラドールのMIX)6歳は、先生にとって二代目の相棒。犬にも勿論性格があり、トラム君はとてもマジメで、自分が納得した行動をとる芯の通った盲導犬です。
講義の後半には、視力を失ってから始められたピアノの演奏を披露して下さいました。
曲目は東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」。
当然ながら、先生は楽譜も鍵盤も見えません。しかし、先生が奏でる音は、丁寧でしっかりとしていて、とても心に響きました。
今回の授業で「障害の理解」は終了です。
担当の松永先生が授業を通して学生達に伝えたかったことを最後に話されました。
誰しもが障害者になりたくてなった訳じゃない。でも、誰しもが障害者になる可能性があるということ。
これから「介護」を志す学生達は、障害を持っている人や高齢者の気持ちを知り、その人達の力になる素晴らしい人材になって欲しい。松永先生の言葉が印象的でした。