2017年 7月10日
1年生の生活支援技術~食事介助~です。
授業の初めには、利用者の方が誤嚥しないようにとろみを付けた飲み物や、食事から栄養が取りづらい方の為の高カロリードリンク等の介護食を実際に飲んでみました。
普段何不自由なく飲食ができる私たちにとっては、逆に飲みにくかったり、「美味しくない」と感じてしまうかもしれません。
しかし、利用者の方はそうは言っていられません。
食事は生命維持に繋がる大切なもので、必要不可欠なのです。
利用者の方の気持ちになって介助することを学ぶ為に様々な介護食を実際に食べてみました。
ドラックストア等で簡単に購入できるものから、病院等で処方してもらわないといけないものまで様々ですが、今回は 様々な介護食やゼリーのサンプルを頂くことが出来たので、学生達もよりリアルに体験をすることができました。
宮源のドリンクゼリーは緑茶の味がしっかりします。お茶にとろみ材をいれたものよりも随分美味しく食べやすくなっていました。
ケアミール株式会社さんからは、ムース食のサンプルを頂きました。
1皿に9種類のムース食が少しずつ入っています。
うなぎ・卵焼き・うぐいす豆・ぎょうざ・焼き肉・ポテトサラダ・カボチャ・鯛・焼き鳥。
どれもしっかり味が付いています。
宮源のお粥と一緒に頂きます。
いよいよ、事例に基づいて実際に食事介助の方法を学びます。
食べ物が気管に入らないような体勢がとれるよう、ベッドの調整をします。
褥瘡(じょくそう)にならないように背抜きをして、お茶や食べ物で衣服が濡れる事が無いようにタオルをかけます。
準備ができたら、まずはお茶から。
吸い飲みは上の穴を指でふさぎ、お茶が出過ぎない用に注意しながら飲んでもらいます。
ムース食はそれぞれの味を説明し、食べる順番も選んでもらいます。
少しずつ口に運び、食べるペースも利用者さんに合わせなければいけません。
学生全員が、利用者役と介護者役の両方を経験することで、食事介助の難しさがわかります。
これからも、日々介護食の進化が期待されています。
身体が不自由になっても、美味しいと思って食事をすることは大切ですよね!
こうして学んだ介助方法を、現場で活かして欲しいです。