スマイルブログ

障害の理解(聴覚障害)

2022年 11月30日スクールライフ介護技術学校の様子授業特別授業生活支援技術障害の理解

教科:障害の理解C(聴覚障害)

本日は「ろう者の生活を知ろう」というテーマで4名の当事者に来校いただき日常生活上のお話しやロールプレイを通じて学びを深めた

ゲストの ろう者の皆さんは1歳のときに高熱が出て耳が聞こえなくなった方や成人になってからの方もおられる。
障害による日常生活上では様々な不便さを感じるとお話しいただいた。
 例えば電車に乗った時、降りる駅のアナウンスが聞こえないため非常に困る、何か工夫をして欲しいとのことであった また、自立支援ということで、障害手帳を持っている方、持っていない方も同様に社会の中で生活しているため、同じ対応(支援)をしていただきたい。

聴覚障害者がお話をする方法として「手話」「筆談」「口話」「身振り手振り」がある。
現在は手話と口の動きの両方で会話することが主流となっているが、コロナ禍によりマスクを着けていると口の動きが分からない。その場合は筆談でも構わないが、病院やお店での筆談がスムーズにできる体制が整ってないことも社会問題の一つである。

若い頃は、あえて手話を使わず口の動きだけで会話(口話)を理解するという訓練を受けてこられたそうだ。

手話は言語であり「音声言語」か「手話言語」の違いだけであり、生徒はロールプレイを通して様々な方法で当事者の方と熱心にコミュニケーションを図ろうとしていた。

ろう者の方が生活の中で何が一番困るのか、それは情報量が少ないことであり、もっと様々な情報があれば生活がし易いと感じるとのことであった。
また、ろう者の高齢化も進んできている。
介護福祉士を目指す生徒に今後の期待が膨らむ