2025年 7月7日スクールライフ授業
1年生が祇園でおもてなしの心を学びました
今回は、京都・祇園甲部にあるお茶屋「大ヌイ」さんにお伺いし、日本の伝統的な“おもてなし”の文化を学ばせていただきました。
◆お茶屋さんとは?
お茶屋さんといっても、抹茶や茶葉を販売しているお店ではありません。
京都の花街において、お茶屋とは芸妓さんや舞妓さんを呼んで、お食事やお酒を楽しむ「特別なおもてなしの場」。
普段はなかなか足を踏み入れることのできない世界ですが、今回は特別に体験の機会をいただきました。
◆所作のひとつひとつに意味がある
玄関をくぐると、そこは別世界。
空気の張りつめ方、しつらえ、そして所作のすべてに意味と美しさがありました。
「靴をどう揃えるのか」「どう挨拶するのか」など、日常の中では意識しない動作ひとつひとつを、女将さんが丁寧に教えてくださいました。
◆お客様を迎える側と迎えられる側を体験
生徒たちは、おもてなしをする側・される側の両方を体験。
お茶の出し方、お菓子のいただき方、座る位置の意味や、床の間に飾られたお花や掛け軸の役割など、すべてが「お客様に楽しんでいただくための心配り」であることを学びました。
所作の美しさ以上に大切なのは、「なにをするのか」よりも「なぜそうするのか」という理由。
この姿勢は、介護の現場にも通じる考え方です。
◆祇園の風情とともに学ぶ
体験後はグループごとに分かれて、京都の名所を散策しました。
暑さの厳しい一日ではありましたが、京都の伝統と文化を肌で感じる、貴重な学びの時間となりました。
日本の伝統文化を知ることは、人への敬意や心のあり方を学ぶことでもあります。
今回の体験が、生徒たちの福祉の学びをより豊かにするきっかけになればと願っています。
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