2010年 7月6日スクールライフ
一週間遅れの更新になりましたが。。。
6月28日の京の文化は、「茶処日本一・宇治茶とは」ということで、
宇治茶道場匠の館・堀井勝夫先生にお越し頂きました。
宇治茶の始まりは鎌倉時代。栂尾にある高山寺の明恵上人のすすめで、
宇治茶の栽培が始まったのです。室町時代には、足利幕府の奨励で、
宇治茶の名前が全国に知れ渡るようになりました。
江戸時代に入ると、山城の国・宇治田原湯屋谷の永谷宗円が
「宇治茶製法」と呼ばれるお茶の作り方を生み出しました。
この「宇治茶製法」が宇治にとどまらず大和(奈良)近江(滋賀)伊勢(三重)に
広まって宇治茶製法で作られたお茶が日本中で飲まれるようになりました。
この宇治茶製法が現在の玉露と煎茶の作り方へと発展したんですね。
授業では、利き酒のお茶版のような、“茶かぶき”を体験してさせてもらいました。
5種類のお茶(玉露・碾茶・煎茶・かりがね茶・玄米茶)を用意して頂き、
最初に茶葉を見せてもらいます。(香りもしっかり覚えておきます。)
そして一つずつ同じ入れ方で(沸騰させたお湯で1分30秒浸出させます)均等にお茶をつぎます。
参加者は1回お茶を飲むごとに、色や香り・味などでどのお茶か判断します。
これがなかなか難しいんです。
玄米茶は香ばしい香りもあってわかりやすいのですが。。。
1回目の挑戦で、5種類全て正解する人はいませんでしたが、
2回目にして1人、中内さんが全て正解!!素晴らしい!!!
私も初めて参加させてもらった“茶かぶき”
皆さん楽しんでくれていて良かったです。