2010年 9月7日スクールライフ
久しぶりに1年生の授業、「介護総合演習」へお邪魔してきました。
藤田智史先生の講義です。
ブログでは、“できるだけ動きのある授業風景を”と、実習の授業を取り上げる事が多いのですが、
時には講義も良いですよね!
今日のテーマは「記録 伝えること・聞き取ること」
普段、友達同士などで、何気なく交わしている会話。
例えば、『休みの間△△へ行ってきた~!』 『良いなぁ、楽しかったやろう?』
等、話す方も聞く方も、特別な意識をすることのないやりとりです。
でも、その流れを文章化してみると???
一つひとつの流れを、演習として考え、記録してもらいました。
まずは【伝えること】
演習1 自分の「夏の思い出」を一つ書いてみよう
演習2 演習1の内容に具体的な「題名」をつけるなら
演習3 演習1の内容で最も伝えたい事を優先順に箇条書きにして下さい。
演習4 くわしく文章化してみよう
夏の思い出について、何気なく話している内容と、こうしてじっくり考えて記録した内容、
違ってくる可能性もありますね。
出来事や思いを文章にする難しさを、あらためて感じました。
さて次は【聞き取ること】
演習5 2人1組になって「夏の思い出」を交互に相手に伝えて下さい。
演習6 相手の「夏の思い出」をくわしく文章化してみよう。
演習7 お互いの文章化を比べてみよう。
演習8 文章化した事実に自分の考察を加えてみよう。
演習9 演習8から「学び」を導きだしてみよう。
彼氏と海へ行った話や夏休みなのに寝込んでいた話。。。苦笑
皆さんの色んな夏の思い出話が聞けました。
あぁ若いって良いなあ。笑
相手が一番伝えたいと思っている内容を、しっかり聞き取ることができているか?
介護の現場においても、大切なことです。
特に高齢者や、体の不自由な人は、伝えたい内容が整理できない事があったり、
同じ内容を繰り返して話してしまったりすることもあります。
そんな時に、事実やその人が伝えようとしている内容を聞き取る事ができなければいけません。
伝えること、聞き取ること。
簡単なようで難しい。
今一度じっくり考えて、また文章にするトレーニングも大切ですね。
1年生は1段階実習が近づいてきました。
学内での授業を活かして実習に挑んでほしいです!