2015年 7月5日オープンキャンパス
7月5日(日)のオープンキャンパスは介護で使えるレクリエーションということで2002年3月に本校を卒業され、現在医療法人啓友会なかじま診療所に勤務されている葦原和美先生にお越しいただきました。
葦原先生は講義を始められる前に介護観について持論を展開され、参加者の様々な疑問や関心に答えてくださいました。この日はご自身の給与明細の内訳を発表される一幕がありました。そして先生はレクリエーションに関する書籍も著されており、オープンキャンパスでは現場直伝のレクリエーションを披露していただきました。
レクリエーションとは生活の快と言われるように、ただ単に盛り上がり歓声が飛び交えば成功というものではないそうです。少し難しようですが参加者に実際に参加していただきました。
この日に披露していただいたレクリエーションは しりとり・ビンゴゲーム・折り紙を相手陣地に吹いて落とすゲーム等でした。しかし、そこには単純なお遊戯的なものではなく、しりとりであれば、3文字、4文字、5文字と文字数を指定したり、ビンゴであればチーム単位で升目に色、動物、都道府県などカテゴリーを決めて任意につくって参加する発展的要素が加わり、介護施設で使われるレクリエーションということを忘れ一同盛り上がりました(笑)。
レクリエーションを終えて葦原先生は通常のしりとりやビンゴゲームの違いについて説明してくださいました。参加者は普通に楽しんだのですが、しりとりやビンゴゲームも文字数を制限したりカテゴリーを絞ることで脳細胞の活性化を促したり、折紙を吹き飛ばすことで口腔ケアを兼ね、保持機能を更に発展させる要素を含んでいることに改めて驚かされした。そこには娯楽以外に、健康増進と参加する喜び、これらが揃って介護福祉士としてレクリエーションが成功したと言えるのだと葦原先生は締め括られました。