2010年 11月5日お知らせ
『こころ・のびのび・JOY・スポーツ』
NPO法人 京都府精神保健職親会主催の「第15回 精 神 障 害者スポーツ大会」が今年も京都市西京極総合運動公園体育館にて盛大に開催されました 。
本校1年生の学生達はスタッフとして大会を盛り上げてくれました。
大会主催者代表の砂川祐司会長の挨拶で始まりました。
今日は天候にも恵まれ、秋晴れの清々しい気候のもと、体育館の中ではありましたが、
参加者の皆さんがいきいきしている様子がうかがえました。

京都福祉レクリエーション研究会会長の川瀬恵子先生による準備体操。



競技の様子


皆様お疲れさまでした。 左は砂川会長
右は京都福祉専門学校 満若校長
2010年 10月29日スクールライフ
毎週水曜日の放課後、希望者を集めて「手芸部」の活動を行っています。
作品内容は自由!
初心者でも大丈夫!
放課後の少しの時間ですが、いろんなお話をしながら、ゆるやかーな気持ちで
手芸を楽しんでいます。
実習先で担当した利用者さんが編み物好きで、“一緒にできたら良かった~”なんて声も聞きます。
今まで「不器用だから」と手芸に興味を持たなかった人も、実際やってみたらハマったり!!
まだまだ数名でこっそり?活動していますが、少しでも興味のある人は是非参加して欲しいです!
そう、今は女子部になっていますが、男子でも参加OKですよん。
今は季節柄、編み物に取り組んでいる手芸部部員達♪
今までやったこともない・・・と言っていた学生さんも、やりだしたら楽しくなってきてくれたみたいで、
どんどん作品を作ってくれています。

(
(立体キノコとショートケーキのモチーフ)
これで自己紹介の時なんか、「趣味は手芸です!」って胸張って言えますよ。笑
カワイイ作品達を、またこちらでご紹介したいと思います。
お楽しみに~
2010年 10月26日
10月23日(土)午前中には第3回入学試験、午後から進学相談会を実施しました。
入試は10月最後となりましたが、指定校推薦入試や社会人入試の方が受験に来てくれました。
本校の入学試験は作文と面接試験。
作文のタイトルは当日発表で、200字~300字程度。
福祉に関する思いをまとめておいてもらえたら、書ける内容です。
面接は約10分~15分です。
受験生のほとんどは、以前に体験入学会等に参加してくれた人ばかりなのですが、
「入試」となると、やっぱり緊張した面もちですね。
『できるだけリラックスして~』と声を掛けるものの、「はい」という返事がガチガチです。
でも、皆さん介護福祉士になりたいという気持ちを、しっかりと話してくれました。
入試終了後、即合否判定会議を開きました。
合否通知は自宅へ郵送しました。
午後は、進学相談会を実施しました。
初めて本校に来られる方ばっかりで、何だか新鮮でした。
近くに住んでおられる主婦の方から、高校3年生、勤務経験のある社会人と、様々な人が参加してくれました。
この日の体験内容は、介護実習室にて、嚥下のしくみについて学んでもらいました。
担当は1年生担任の齋藤佳代子先生です。

実際に参加者の皆さんにビスケットを食べてもらいました。
ビスケットを手に取り食べ終わるまでの過程を思い返しながら、話を聞きました。
普段、私たちが何気なく食べているビスケット一つでも、
ビスケットを手に持つ→口に運ぶ→歯で噛む→舌を使って散らばったビスケットをまとめる
→唾液でのどに運ぶ→飲み込む。
この作業がなされているわけです。
これが、体の不自由な方、お年寄りとなると困難な事になり得るのです。
あやまって食べ物が気管に入ってしまったら、自分の力で吐き出すことができず、
肺炎を引き起こしてしまうかも知れません。
介護福祉士の仕事の1つとして「食事介助」がありますが、
日々の生活になくてはならない「食事」。この支援を慎重かつスムーズに行わなければなりません。
大切なのは、その人のペースに合わせること。
これが本当に難しい!スプーンにのせる量やスプーンを入れる角度等、よく考えて行う必要があります。


なので、「生活支援技術」の授業で、たっぷり時間をとって指導しています。
今回はほんの一部でしたが、体験してもらえて良かったです。
そして、この日の体験参加者の方に、「スマイルプレ入試」を受験してもらいました。
突然のオススメで驚かれていましたが、作文と面接を実施しました。
これで後日出願書類を届けてもらったら、受験完了。
何度も学校へ足を運ぶことがなくてすむので、忙しい方にオススメしています。
詳しくはコチラをご覧下さい。
次回第4回入試及び進学相談会は
11月7日(日)です。
出願&参加申し込みお待ちしております!!
2010年 10月21日スクールライフ
10月20日(水)、南京都高等学校福祉コースの1年生が本校へ見学にきてくれました。
今回の見学は「体験型」
実際の授業へ入ってもらい、京都福祉でどのような授業が行われているかを、しっかりと体験してもらいました。
2年生の「生活支援技術(ターミナルケア)」、本校の名物先生!?の廣瀬良子先生の授業です。

ターミナルケアという言葉は、一般的には「回復の見込みのない疾患の末期に苦痛を軽減し、精神的な平安がもたらされるよう行われる医療・介護」をいいます。
ターミナル期をむかえた利用者に対する介護について、学んでもらいました。
福祉施設に介護福祉士として勤務する中で、利用者の最期に立ち会うことは珍しくありません。
そのような状況で、介護福祉士がどのような役割を果たすべきか。
介護職は看護職や医療職と十分連携して身体的・精神的安楽をはかり、利用者がなるべく苦痛なく安らかに死を迎えられるよう準備していきます。
そして、残された時間をできるだけその人らしく生きられるように、身体的苦痛の緩和・生活の支援を行うとともに、死への恐怖や不安などのつらい気持ちを傾聴し受容するコミュニケーションを行うことが大切です。
このコミュニケーションの一つとして、「ハウト・ケア(マッサージ)」の方法を教えていただきました。


ゆっくりと落ち着いた気持ちになっていただけるような声掛けや、歌を歌うなどしてマッサージを行います。
気持ちが安らぐようなアロマオイルを使ってもいいそうです。
在校生と高校生がペアになり、マッサージの方法を学んでもらいました。
短い体験時間だったので、ほんの一部の体験となりましたが、よい経験となったのではないでしょうか。
続いて介護実習室にて、ボディメカニクス体験・車いす体験をして頂きました。


まずは、実習室の説明と福祉器具の紹介です。
現場にあるような、福祉機器がずらり。
車いすだけでも様々な種類があります。
それぞれの紹介を受けた後、車いす体験チームとボディメカニクス体験チームに分かれて体験してもらいました。

こちらは車いす体験チーム。
車いすに乗って、段差を越える体験をしてもらいました。
これがなかなか恐い!!乗っている方も押している方もなんだか緊張です!

こちらはボディメカニクス体験。
正しいボディメカニクスを使わなければ、ベッド上での移動介助も大変です。
どういう姿勢で、どういう力の入れ方で行えば良いのか、体験してもらいました。
トータル1時間半という短い時間だったのですが、京都福祉の雰囲気や授業内容を知ってもらえたのではないでしょうか。
まだまだ高校1年生。
福祉コースの生徒とはいえ、まだまだ福祉の分野について知らない事も多いことと思います。
これからの高校生活で様々な知識と技術を身につけ、また、進路選択のうちの1つとして
京都福祉専門学校を考えてもらえたらと思います。
皆さん、お疲れさまでした!!
2010年 10月14日スクールライフ
先週に引き続き、今週もビハーラ十条の方にお越しいただき、特別講義を開講しました。
今週は1年生の授業です。

当時受け持ちをされていた利用者Tさん。
最初は、その方とコミュニケーションをとることが困難だったそうですが、
毎日声を掛け続けていくうちに「あんたは買い物に連れて行ってくれるんか?」と
初めて返事をしてくれたそうです。
Tさんはとても買い物が大好きだったのです。
その事を知った武末さんは、一緒に買い物へ出かける計画を立て、Tさんの希望するお店へでかけたそうです。
そして、毎週1回は買い物へでかけ続けました。
こういった企画というのは、継続することがとても大切です。
継続することで、Tさんのストレスが解消されたのか、今まで食べられなかった食べ物も食べられるようになられたそうです。
そしてある日、Tさんが、ご自分の息子さんの話を涙ながらに語って下さった時、
“本当に心を開いて下さった”と思われたそうです。
武末さんとTさんが一緒に写っている笑顔の写真が、とても印象的でした。
人と人との関わりを大切に、いつも利用者さん1人ひとりの気持ちを尊重し、
そのひとらしい生活が送れるような支援をする。それが大切なんですね。
1年生は、初めての実習。
まだまだこれだけの関わりを持てるはずはありません。
でも、現場のプロがどのように利用者さんと接しているか、しっかりと見てきて欲しいと思います。
そして、最低限のマナーを守り、対職員・対利用者(利用者の家族)の立場を考えながら
実習に挑んでもらいたいと思います。
きっと将来、「あぁ初めての実習はこんなんだったなぁ」と懐かしく思う日がくるでしょう。
2010年 10月13日スクールライフ
1年生の第1区分介護実習が11月8日からスタートします。
第1区分は10日間と短期間となりますが、初めての実習なので皆緊張していることと思います。
昨日は実習前全体オリエンテーションと交流会を行いました。
全体オリエンテーションでは、3階の合同教室を使って、実習に向けての様々な説明を受けました。
事務の方からは「実習用定期券」についての説明を。
なかなか、“ピン”とこない人が多いと思うのですが・・・。
実習中は、普段の通学経路とは異なる経路で実習施設へ通うわけですが、
鉄道会社へ申請をすれば、特別に学割定期を購入することができるのです。
特に、私鉄については割引率が高く、今回のような10日間の実習期間で1か月定期券を購入しても、
割安で購入できるので、学生の皆さんは助かりますよね!
普段、電車やバスに乗る機会が少ない人は経路を調べるのに悪戦苦闘していますが、
これもまた勉強!きっちり調べて申請をして欲しいと思います。
さてさて、そしてこちらは交流会の模様です↓↓

初めての実習で緊張感いっぱいの1年生だと思いますが、
先輩である2年生との交流会で、自分の配置された施設の内容を直接聞くことができて、
少し不安が取り除かれたのではないでしょうか??


2年生も過去の自分を振り返り、実習中に学んだことをしっかりと1年生に伝えてくれました。
きっと、「あぁ自分も初めての実習ではこんなだったなぁ」と懐かしく思ったのではないでしょうか?
1年生は入学して半年。
学内で学んだ知識と技術を実践する大切な介護実習。
もちろん現場での実習は大変だと思いますが、指導者の方の技術をしっかりと観察し、
自分の学びにしてくれたらと思います。
2010年 10月7日
体験入学会「社会人集まれ!リスタートするなら今がチャンスです。」を9月23日に開催しました。
って、今日はもう10月7日。。。
更新がすっかり遅れて申し訳ありません。
当日の事を思い出しながら!?
ご紹介したいと思います。
前日(9月22日)に引き続き、本校卒業生の奥田さんに公演をして頂きました。

この日の参加者は、社会人の人が中心でした。
大学生の人、大学卒業後会社に勤務している人、主婦の人etc
様々でしたが、皆さんやっぱり「今から学生って。。。」という不安を持っておられるようです。
本校に社会人入学し、2年間での学びを活かして福祉の現場で活躍している人話を聞いて頂き、
「自分にもできる!」と思ってもらえたのではないでしょうか。

講演会の後は、介護実習室にて生活支援技術の体験をして頂きました。
様々な福祉機器が揃っている介護実習室です。
看護師の仕事とされていた“吸引”なども、今では介護福祉士の仕事の一つ。
こちらの実習室において、2年間でみっちり技術を身につけて、卒業後には即戦力となってもらえるのです。
そして、この日の学スタは演技派社会人でした!笑
利用者の方に上着を羽織ってもらって、ベッドから車いすへ移動し、食堂へ向かうという設定で、
デモンストレーションを行ってもらいました。寸劇です。笑

途中で間違った介護方法をしている所があり、どこが間違っているかクイズ形式で出題しました。


上着を着てもらう時は、麻痺側の腕を先に通さなければなりません。
演技では逆にしてもらいましたが、参加者の方、しっかりと間違いを指摘してくれました!お見事!
最後の学校説明では、社会人学スタの皆さんに、入学前の職業や、入学後のエピソードなど、
沢山語ってもらいました。
「ずっと働いてきて、突然机に向かって勉強するということが、最初は大変だったけど。。。
僕にもできたので、皆さんにもできます!」
「介護福祉士として働くことも勿論目標だと思いますが、2年間介護について学ぶ事で、
人としても成長できました、今とても幸せです。」
という力強い言葉がジーンときました。
現在、在校生の4割は社会人入学生です。
社会人の方でも、高校卒業すぐの方でも、目標は同じ「介護福祉士」
同じ夢を持った仲間なので、協力し合って日々頑張っています。
今、悩んでいる社会人の方。
是非一度学校に遊びに来て下さい。
“ここならやれる!”と思ってもらえると思いますよ!
2010年 9月24日スクールライフ
9月22日(水)に京都福祉専門学校15周年記念公演を開催しました。
講師に、本校2期生の奥田俊夫さん(NPO法人みんなの家代表)をお招きして、
「地域の高齢者をいきいきさせる方法」について公演をして頂きました。

奥田俊夫さんは40才で本校に入学。2年間で介護福祉士について学び、平成11年3月に卒業、介護福祉士の資格を取得されました。
そして、卒業後に南伊豆へ移り、宅老所「みんなの家」を設立されたのです。
南伊豆という土地は、奥田さんが本校入学前に8年間「農的フリーター」として暮らしておられた場所で、
その頃に「介護」に携わる仲間と出会い、様々な触れ合いをする中で、宅老所の開設を志されるようになったそうです。
【宅老所とは??】
制度を利用しながらも制度に囚われず、利用者が必要とする介護サービスを臨機応変に提供する
通所介護(デイサービス)施設。
みんなの家を設立後にも、様々な出会いがありました。
2001年4月に「宅老所・グループホームを始めたい人の会」が静岡市で開催され、
奥田さんは、そこで「開設者が語る実際の宅老所経営とは」というテーマでお話をされました。
その企画をしておられたのが、現在の奥田さんの奥様である夏目真美さんです。
夏目さんは「人生紙芝居」というものを手がけておられました。
「人生紙芝居」とは利用者の人生をストーリーにして制作されます。
テーマは戦争やカツオ漁など人それぞれで、そのお年寄りが最も輝いていた人生の一時期を切り取って
紙芝居として再現されます。
この人生紙芝居は、みんなの家だけではなく、
幼稚園や小学校、外出先の青空の下、診療所の待合い室等、様々な場所で行われています。
老人一人一人の人生を周囲の人々が認め共感し、それを通じて本人が元気になる仕掛けとして
「人生紙芝居」はきわめて有効なものです。
公演中にこの紙芝居を行っている映像が映されました。
主人公の利用者さんは勿論のこと、一緒に聞いている他の利用者さんも
とても良い表情をされているのが印象的でした。
この様に、沢山の活動を続けながら、地域の高齢者や障害者のケアを行われている奥田さん。
私も在学中の奥田さんを知っているだけに、現在の一生懸命な活動についてお聞きし、とても感動しました。
そして、何より現在本校で学んでいる学生達にとって、卒業生の活躍は励みになったのではないでしょうか。
「自分にもできる!」と自信を持てた人もいるかもしれません。
静岡県という遠い所、またお忙しい中、御来校頂きましたが、
「京都福祉専門学校 15周年記念公演」にふさわしい、素敵な公演でしたね!!
余談ですが。。。
現在副校長の丸岡先生も同じ2期生、そして同じ社会人入学生。
ということで、久しぶりの同級生との再会に2人共とても嬉しそうでした。

皆さんお疲れ様でした!!