2010年 9月24日スクールライフ
9月22日(水)に京都福祉専門学校15周年記念公演を開催しました。
講師に、本校2期生の奥田俊夫さん(NPO法人みんなの家代表)をお招きして、
「地域の高齢者をいきいきさせる方法」について公演をして頂きました。

奥田俊夫さんは40才で本校に入学。2年間で介護福祉士について学び、平成11年3月に卒業、介護福祉士の資格を取得されました。
そして、卒業後に南伊豆へ移り、宅老所「みんなの家」を設立されたのです。
南伊豆という土地は、奥田さんが本校入学前に8年間「農的フリーター」として暮らしておられた場所で、
その頃に「介護」に携わる仲間と出会い、様々な触れ合いをする中で、宅老所の開設を志されるようになったそうです。
【宅老所とは??】
制度を利用しながらも制度に囚われず、利用者が必要とする介護サービスを臨機応変に提供する
通所介護(デイサービス)施設。
みんなの家を設立後にも、様々な出会いがありました。
2001年4月に「宅老所・グループホームを始めたい人の会」が静岡市で開催され、
奥田さんは、そこで「開設者が語る実際の宅老所経営とは」というテーマでお話をされました。
その企画をしておられたのが、現在の奥田さんの奥様である夏目真美さんです。
夏目さんは「人生紙芝居」というものを手がけておられました。
「人生紙芝居」とは利用者の人生をストーリーにして制作されます。
テーマは戦争やカツオ漁など人それぞれで、そのお年寄りが最も輝いていた人生の一時期を切り取って
紙芝居として再現されます。
この人生紙芝居は、みんなの家だけではなく、
幼稚園や小学校、外出先の青空の下、診療所の待合い室等、様々な場所で行われています。
老人一人一人の人生を周囲の人々が認め共感し、それを通じて本人が元気になる仕掛けとして
「人生紙芝居」はきわめて有効なものです。
公演中にこの紙芝居を行っている映像が映されました。
主人公の利用者さんは勿論のこと、一緒に聞いている他の利用者さんも
とても良い表情をされているのが印象的でした。
この様に、沢山の活動を続けながら、地域の高齢者や障害者のケアを行われている奥田さん。
私も在学中の奥田さんを知っているだけに、現在の一生懸命な活動についてお聞きし、とても感動しました。
そして、何より現在本校で学んでいる学生達にとって、卒業生の活躍は励みになったのではないでしょうか。
「自分にもできる!」と自信を持てた人もいるかもしれません。
静岡県という遠い所、またお忙しい中、御来校頂きましたが、
「京都福祉専門学校 15周年記念公演」にふさわしい、素敵な公演でしたね!!
余談ですが。。。
現在副校長の丸岡先生も同じ2期生、そして同じ社会人入学生。
ということで、久しぶりの同級生との再会に2人共とても嬉しそうでした。

皆さんお疲れ様でした!!
2010年 9月7日スクールライフ
久しぶりに1年生の授業、「介護総合演習」へお邪魔してきました。
藤田智史先生の講義です。

ブログでは、“できるだけ動きのある授業風景を”と、実習の授業を取り上げる事が多いのですが、
時には講義も良いですよね!
今日のテーマは「記録 伝えること・聞き取ること」
普段、友達同士などで、何気なく交わしている会話。
例えば、『休みの間△△へ行ってきた~!』 『良いなぁ、楽しかったやろう?』
等、話す方も聞く方も、特別な意識をすることのないやりとりです。
でも、その流れを文章化してみると???
一つひとつの流れを、演習として考え、記録してもらいました。
まずは【伝えること】
演習1 自分の「夏の思い出」を一つ書いてみよう
演習2 演習1の内容に具体的な「題名」をつけるなら
演習3 演習1の内容で最も伝えたい事を優先順に箇条書きにして下さい。
演習4 くわしく文章化してみよう

夏の思い出について、何気なく話している内容と、こうしてじっくり考えて記録した内容、
違ってくる可能性もありますね。
出来事や思いを文章にする難しさを、あらためて感じました。
さて次は【聞き取ること】
演習5 2人1組になって「夏の思い出」を交互に相手に伝えて下さい。
演習6 相手の「夏の思い出」をくわしく文章化してみよう。
演習7 お互いの文章化を比べてみよう。
演習8 文章化した事実に自分の考察を加えてみよう。
演習9 演習8から「学び」を導きだしてみよう。

彼氏と海へ行った話や夏休みなのに寝込んでいた話。。。苦笑
皆さんの色んな夏の思い出話が聞けました。
あぁ若いって良いなあ。笑
相手が一番伝えたいと思っている内容を、しっかり聞き取ることができているか?
介護の現場においても、大切なことです。
特に高齢者や、体の不自由な人は、伝えたい内容が整理できない事があったり、
同じ内容を繰り返して話してしまったりすることもあります。
そんな時に、事実やその人が伝えようとしている内容を聞き取る事ができなければいけません。
伝えること、聞き取ること。
簡単なようで難しい。
今一度じっくり考えて、また文章にするトレーニングも大切ですね。
1年生は1段階実習が近づいてきました。
学内での授業を活かして実習に挑んでほしいです!
2010年 8月21日スクールライフ
まだまだ暑い日が続いています。
高校生の皆さんはまだ夏休み中だと思いますが、本校の2年生は8月23日から「施設実習」に行かなければいけません。
2年生にとって、この実習が2年間の集大成となります。
1段階・2段階で学んだ事を活かして、最後の実習に取り組んでもらいたいと思います。
今思えば、初めての実習では、戸惑う事が多かったと思いますが、きっとこの3段階実習が終了すれば、
一回りも二回りも大きくなって帰ってきてくれる事でしょう。
夏休み中、実家へ帰省していた学生達も、オリエンテーションに備えて戻ってきています。
「夏休み、楽しかった~!久しぶりに地元の友達と遊んだわ~」とか
「素潜りとかバーベキュー楽しかった~」などなど、楽しかった夏の思い出を聞かせてくれました。

↑↑実習記録の書き方や、実習施設の方からの声など、斉藤先生が説明してくださいました。
2年生のみんなが無事に実習から帰るのを待っていますよ~!!!
2010年 8月3日スクールライフ
ブログの更新がすっかり遅くなってしまいました。
本日は、皆さん待ちに待った?前期試験の結果発表日でした。

正午に発表!視聴覚教室前に掲示されました。
待ちきれず1時間前から学校に到着している学生もちらほらいましたが。。。
不合格の科目がなければ、これにて夏休みへ突入です!!
全教科“優”という、優秀な人も何人かいましたよ♪♪
でもでも。。。残念ながら不合格科目があった場合は、夏休みはオアズケ。汗

1年生は、初めての定期試験。
再試験についての説明も、講堂にてしっかりと受けてもらいました。
再試験は8月5日~6日の2日間。
不合格科目がある人は、明日1日、しっかりと勉強しておいて下さいね。
夏休みまでもう少し!ラストスパート!!頑張って下さい。
あ、無事に全科目クリアの人は、良い夏休みを~!
2010年 7月6日スクールライフ
一週間遅れの更新になりましたが。。。
6月28日の京の文化は、「茶処日本一・宇治茶とは」ということで、
宇治茶道場匠の館・堀井勝夫先生にお越し頂きました。

宇治茶の始まりは鎌倉時代。栂尾にある高山寺の明恵上人のすすめで、
宇治茶の栽培が始まったのです。室町時代には、足利幕府の奨励で、
宇治茶の名前が全国に知れ渡るようになりました。
江戸時代に入ると、山城の国・宇治田原湯屋谷の永谷宗円が
「宇治茶製法」と呼ばれるお茶の作り方を生み出しました。
この「宇治茶製法」が宇治にとどまらず大和(奈良)近江(滋賀)伊勢(三重)に
広まって宇治茶製法で作られたお茶が日本中で飲まれるようになりました。
この宇治茶製法が現在の玉露と煎茶の作り方へと発展したんですね。
授業では、利き酒のお茶版のような、“茶かぶき”を体験してさせてもらいました。

5種類のお茶(玉露・碾茶・煎茶・かりがね茶・玄米茶)を用意して頂き、
最初に茶葉を見せてもらいます。(香りもしっかり覚えておきます。)
そして一つずつ同じ入れ方で(沸騰させたお湯で1分30秒浸出させます)均等にお茶をつぎます。
参加者は1回お茶を飲むごとに、色や香り・味などでどのお茶か判断します。

これがなかなか難しいんです。
玄米茶は香ばしい香りもあってわかりやすいのですが。。。
1回目の挑戦で、5種類全て正解する人はいませんでしたが、
2回目にして1人、中内さんが全て正解!!素晴らしい!!!
私も初めて参加させてもらった“茶かぶき”
皆さん楽しんでくれていて良かったです。
2010年 7月2日スクールライフ
ご報告が遅れましたが、6月22日(火)と29日(火)に、1年生が施設見学にでかけました。
京都市伏見区にある「高齢者総合福祉施設 ヴィラ向島」です。

3つのグループに分かれ、それぞれ、ケアハウス・介護老人福祉施設と見学させていただき、
その後環境整備として掃除をさせていただきました。

施設に関して職員さんがが丁寧に教えてくださりました。

2010年 7月1日スクールライフ
今日は少林寺拳法サークルの日です。
3階の講堂で学生同士が汗をながしていました。





リーダーの森山くんを中心にみんなの目が輝いていました。
京都福祉では、現在3つのサークルがあります。
「少林寺拳法サークル」「テニスサークル」「手芸サークル」
新しいサークル活動がしたい人は、どしどし、持ちかけてくださいね。
対応できるかどうかは、、、、、、笑い。
2010年 6月17日スクールライフ
またまた遅ればせながらになってしまいましたが。。。
6月15日に行われたボウリング大会の様子をお届けしまーすっ!!
毎年恒例となった京福のボウリング大会、今年もキョーイチ一ボウルにて行いました。
1・2年生及び教職員、総勢153名が参加しての、グループ戦・個人戦。
それぞれに豪華賞品が用意されていました。
並べられた豪華景品の数々!!


審判長佃くんのルール説明を受けて、始球式を行いました。


普段なかなか、体を動かす事が少なくなってきているので、良い機会ですよね!
また、1・2年生、交流を深めるのにもとても良かったと思います。
思いがけない一面が見られたり。。。笑
ストライクが出たらハイタッチ!!みたいな雰囲気がとても楽しかったです。






そして、2ゲームの合計で順位が決定!!
まず、団体優勝はっ☆
三上さん・山口くん・北脇さん・佃くんチームでした!!
準優勝~はコチラ↓↓


そしてそして!個人優勝はっ☆
実行委員長の塩見さんでした。優勝商品の自転車をGETデス!!

中田先生もちゃっかり?笑 商品をGET! ブービー賞GETの久世くん。笑

とまぁ、こんな感じで無事に?ボウリング大会は終了。
また来年までのお楽しみ~!!って事で、皆さんお疲れさまでした。
あ、番外編に1枚コチラ↓笑 何ポンドのボウルでしょうか??笑

2010年 6月15日スクールライフ
ワールドカップ日本代表の勝利で、気持ちは清々しいですが、お天気はジメジメ。。。
なんだかちょっと憂鬱になりそうですが、気合いを入れて頑張りましょう!
遅ればせながら、『京の文化』の授業風景をご紹介します。
まずは6月7日の「青い目から見た京都」です。

この日の講師はピーターマッキントッシュ。
日本に来て17年。
日本人よりも日本人らしいと自負しているカナダ人です。
過去、高等学校での教員歴もあるのですが、現在は祇園観光案内人として活躍しておられます。
外国人から見た京都の街について、たっぷり語ってもらいました。
また、PuchiYorokobi(小さな喜び)についてみんなで考えてみよう!
とそれぞれのPuchiYorokobiを発表してもらいました。

・信号が全部青だった!
・自分が見たいと思っていたビデオがレンタルショップにあった。
・お金を払おうと思って財布を開けたら、小銭がぴったり入ってた。
などなど、小さな喜びあるあるが飛び出しました。笑
小さな喜びを沢山集めて、いつも笑顔でいられたら、その先には大きな喜びが待っていそうですね!
そして、6月14日には「菅原道真と京都」と題して、
長岡天満宮の宮司であられる中小路宗隆さんに講義をしていただきました。

長岡天満宮のある乙訓地方の歴史や、長岡京へ都が移された背景など、
近くに暮らしていながらも、知らない事ばかりでした。
長岡天満宮の御鎮座地長岡は菅原道真公が御生前に在原業平らと共に、 しばしば遊んで詩歌管弦を楽しまれた縁深いところです。
公が太宰府へ左遷された時、この地に立ち寄り、「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しまれた縁故によって、公御自作の木像をお祀りしたのがこの神社です。 http://www.nagaokatenmangu.or.jp引用
また、正面朱塗りの拝殿は既存の拝殿を増改築したもので、平成10年秋竣工されたそうです。
とても綺麗な朱色です。
ポストカードを見せてもらいました。
授業の後半には、普段、ふと疑問に感じていたことについて、質問に答えていただきました。
おみくじや絵馬、神社ならではの習わしなど。
住んでいると逆に触れることのない『京の文化』。
今後の講義も楽しみにしていてくださいね。
2010年 6月2日スクールライフ
6月に入り、さすがに暑い日が続いていますね。
これで、しっかりとストーブも片づけられそう☆☆
さてさて、2日遅れとなりましたが、月曜日にあった『京の文化~茶道』の様子をご紹介します。
茶道裏千家の一色宗貞先生を講師にお迎えしました。

お茶を入れる。
お茶を飲む。
日常茶飯事なできごとでも、いつもより、相手を思いやる気持ちを大切にしてみると
何か素敵な時間が過ごせそうですね。
そんなお茶の作法について、少しだけですが教わりました。
お茶室には、その季節にあったお花を飾ります。
この日は、河原撫子飾ってくださいました。
そして!
実際にお茶とお菓子を頂きました。

普段、なかなか頂く機会も少ない和菓子とお抹茶。
なんだか、気持ちが安らぐ感じがして良いですね。
『京の文化~茶道~』貴重なお話を聞くことができて、良かったですね!
◆◆番外編◆◆
お菓子は、あまり細かく切らず、こぼさないように口に運んで下さい。と教えてもらい。。。
早速パクリと食べている丸岡先生↓↓笑