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聴覚障害者が感じている不自由

2010年 5月13日

今日の『障害の理解A』では、「聴覚障害者が感じている不自由」について、グループで話し合っていました。

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まず、日常生活における不自由とは何があるのでしょうか??

☆目覚まし時計・チャイム・電子レンジなど、電化製品の音が聞こえない
☆救急車両の音が聞こえない
☆雨の音が聞こえない
☆バスや電車で、車内アナウンスが聞こえない
☆映画(邦画)でセリフが聞こえない

などの意見がでました。

普段自分たちは何不自由なくしている事でも、聴覚障害者の方々にとっては、沢山の不自由があるんですよね。
手話通訳士でもあられる梅本先生が、実際聴覚障害者の方から聞いた、不自由を語って下さいました。

★掃除機を使っていて、なかなかゴミがすいとれないと思ったら、コンセントがぬけていた。
★知人宅に訪ねた時にチャイムを鳴らしたが、インターホンからの声が聞こえないので、自分の存在を伝えられない。
★洗濯物を干していて、途中で雨が降ってきても気が付かない。
 

などなど。

現代では、様々な機械・技術が発達してきてはいるものの、まだまだ不便な事は沢山あるんですよね。
地震や火事などの天災、もしくは事故などの現場に聴覚障害者の方がおられたら。。。
考えると心配ですよね。
私たちの周りで、障害を持っているいる方がおられたら、できる限りの手助けをしなければと思いました。

 

<知っていましたか?聴覚障害者標識>
平成20年6月1日から、聴覚に障害がある人が、普通自動車の運転免許を取得できるようになりました。

聴覚障害者標識

聴覚障害者ちょうちょマーク.jpgのサムネール画像聴覚に障害がある人が運転している車につけられている標識です。
皆さん知っていましたか?
この標識をつけている車には、心配りが必要ですね。

詳しくはこちら↓を

http://www.npa.go.jp/koutsuu/menkyo20/tyoukaku.htm

 

生活支援技術~移動の介護~

2010年 5月12日

本日は、1年生・生活支援技術の授業風景です。

今日のテーマは「移動の介護」
主に仰臥位→側臥位における体位変換の介護について学びました。

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先生の講義と動きに集中です。
あとは、それぞれのベッドに分かれて、実際に動きを確認します。
見ているだけでは、何もつかめません。
実際に介護する側、受ける側の立場を体験し、グループで話し合う事が大切です。
その中で、どれだけの“気付き”があるか。

介護をしていく中で大切なのが、ボディメカニクス。
自分の体を守るためには、体をいためない為の姿勢や動きを身につけなければいけません。

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利用者の方の協力を得て、膝を曲げてもらった方が接地面が少なくなり、移動の介護がしやすくなります。
その膝の曲げ具合や、移動前に枕も移動させる配慮など、細かなテクニックも学びます。

移動の介護にあわせて、ベッドメイキングの復習もおこないました。

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今日は復習+“一人でするベッドメイキング”について中田先生がお手本をみせてくれました。
基本的には2人一組で行うベッドメイキングですが、実際の現場では一人で行わざるを得ない場合があります。
そんな時に、これだけ早く・きれいに作れるといいですね。
できるだけシワがよらないように、対角線上に引き締めるのがポイントです。
 

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まだ練習が必要かもしれませんが、現場に出るまでには完璧なベッドメイキングができるようになって下さいね。

 

 

 

 

 

 

就職ガイダンス~ビハーラ十条施設長をお招きして~

2010年 5月11日スクールライフ

本日は、2年生の就職ガイダンスに、外部講師の方をお招きしました。

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社会福祉法人 十条龍谷会 特別養護老人ホーム ビハーラ十条 施設長の石井大輔さんです。
(写真右は採用担当の武末千智さん)
石井さんは現在34歳。
「京都市内1番」若い施設長さんです。

2年生になったばかりの学生達。
特に福祉業界は、就職活動スタートの時期が遅いと思っている人も多いのではないのでしょうか。

しかし、今日の就職ガイダンスにて、現場のましてや施設長さんのお話を聞けた事で、
就職活動に関する考え方が変わったはずです。

簡単に“就職活動”と言っても、実は人生においてとても大切な活動なんですよね。
人生の分かれ道。そう言えるのではないでしょうか。
2年間で学んだ知識・技術を生かせる、自分を生かせる職場探しをしてもらいたいです。
自分が本当に望む施設探しは、今すぐ動いても早くないと思います。

沢山の情報を集めること。
現代ではインターネットを活用すれば、いくらでも情報は得られます。
そこで得られた情報だけでなく、これから開催される各都道府県の就職フェアに参加することが大切です。
100を越える施設が説明に来てくれる就職フェアで、端から端までチェックしてください。

 

今日のガイダンスでは、就職フェアでの服装のマナーや人事担当者の方へのマル秘自己アピールテクニックまで、
採用サイドの目線で具体的にアドバイスをしていただき、学生達も真剣に話を聞いていました。
今まではまだまだ先の話だと思っていた人も、より現実感をもてたことと思います。

石井施設長さんがいつも“相手の立場にたって”行動されている事が伝わりました。
相手を思いやる心を大切に、人と向き合う勇気を持つことが大切なんですよね。
そういう気持ちで福祉職に就く決心をして、就職活動に挑んで欲しいと思います。

6月から各都道府県の就職フェアが始まります。
2年生の皆さん気合いを入れて頑張りましょう!!

 

 

 

 

 

京の文化~祇園祭の山鉾行事の場合~

2010年 5月10日スクールライフ

本日の京の文化は、祇園祭山鉾連合会理事長の深見茂先生の講義を受けました。
祇園祭とは京都三大祭の一つで、さらには、日本三大祭の一つともされ、日本を代表するお祭りです。
そんな祇園祭の起源・縁起・歴史について詳しくお話して頂きました。

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西暦869年、疫病退散祈願の行事として神泉苑に66本の鉾を建て、祇園感神院(今の八坂神社)より神輿を送りこんだ。これが今日の祇園祭の開始年とされているそうです。

 

簠簋内伝によると、蘇民将来の子孫が牛頭天皇からの怒りに触れぬ為に、
腰に茅野輪をつけていたことから、祇園祭ではちまきが売られている事や、
山鉾を飾る装飾品が日本のものではなく、中国やインドから渡来したものである事。

学生達にとって、(私にとっても。。。笑)初めて聞くお話だったのではないでしょうか。
京都に生まれ住んでいても、まだまだ知らない事だらけ。
今回の講義を受けた後に、実際の山鉾巡行を是非見に行ってもらいたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

新入生歓迎ウォークラリー

2010年 4月30日スクールライフ

毎年恒例の「新入生歓迎ウォークラリー」が開催されました。
まだ少し肌寒さを感じる事もありましたが、とてもさわやかなお天気で、ウォークラリー日和と言えたのではないでしょうか。

2年生が実行委員となって、様々な準備をしてくれました。

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1年生・2年生合同のチームを組んで、ウォークラリーにチャレンジです。
いくつかのチェックポイントを目指していざ出発!!

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 歩いている間に自己紹介をしたりして、学生同士の交流を深めます。
社会人の学生も多いので、お互い話す内容が新鮮だったり、「あ!実は同い年!!」なんていう会話もありました。

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また、2年生から1年生に「何か質問はないですか?」なんていう声も聞かれ、
「おっ!!さすが上級生だなぁ。」と感心してしまいました。

 

 

 


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「チェックポイント発見!!」

 

 

 

 

 

 

そんなふうに会話をしながらだと、あっという間だったんじゃないでしょうか。
ゴールの後には、お待ちかねの豚汁タイムです。
先生や学生達がまごころ込めて作ってくれた豚汁☆
ちょっぴり肌寒かった今日の気候にはぴったりでしたね。

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最後に表彰式を行いました!
上位のグループにはプレゼントも用意されていましたよ。
 

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まだまだ沢山の写真があるのですが、とりあえず今日はこの辺で。
また近々番外編をお見せできればと思います。

では、皆様よいゴールデンウィークを☆☆

 

ウォーカーケイン

2010年 4月28日

今日は1年生の「生活支援技術」の風景をご紹介します。
ウォーカーケインや4点杖の使い方を学びました。
お年寄りや体が不自由な人の気持ちになって、杖歩行を体験してみました。

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杖と言えば、1本の棒状を思い浮かべがちですが、ウォーカーケインは違いま  す。
4点で支えるので、安定感があり、体に片麻痺があられる方でも安心して使えます。

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杖→患側→健側の順に進みます。
みんなで声を掛け合いながら体験しました。

本校には沢山の福祉機器がそろっています。
1年生はこれから少しずつ触れてもらえると思いますので、楽しみにしていて下さいね。

 

 

芸能一般

2010年 4月27日スクールライフ

今日は授業「芸能一般」の日です。本校では吟剣を取り入れております。
詩吟を吟じ、剣で舞うというものです。まだ、授業が始まって3週目のため、学生も剣を舞う練習には至っていません。まずは、声を出す練習からです。

正親流 富田先生による声の発声練習模様です。

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人それぞれ声帯が違いますが、自分なりに腹からの発声練習をしておりました。

早くマスターして【剣の舞】も見たいものです。

京の文化『京の四季花』

2010年 4月26日スクールライフ

今日の、京の文化の授業は『京の四季花』でした。
アトリエ椰良生デザインの空間プロデューサー市田椰良生先生にお越しいただき、京都の花文化や葵祭り、花育について教えていただき、
最後に、先生オリジナルの一輪ざしを作りました。

花育とは、
花や緑を身近に感じ、ひとりひとりが花や緑のある快適な環境の創造に参加しようとする姿勢を育み、花と緑を楽しむことができる健全であり豊かな心を育てる教育です。


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なでしことミスカンサスです。
ラッピングペーパーで作る先生オリジナルの一輪ざしを教えていただきました。
将来、施設で役立てれるように、覚えておきたいですね。
壁にも掛けられ、卓上にも置ける、優れものです!!

もうすぐ、母の日ですね。ミスカンサスをハート形にしてメッセージカードを付けました。
お母さんにプレゼントするのもいいですね♪♪

『京の文化』京の礼節

2010年 4月20日スクールライフ

昨日に引き続き、今日は2年生Aクラスの学生が、京都祇園まで出かけ、京の礼節と題して授業を受けました。

今日はあいにくの雨で移動が大変でした。しかし、学生は生き生きとしていました。

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祇園甲部歌舞練場にて。

 

「お茶屋」さんでの風景。

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2Aの学生のみなさん、先生方、お疲れさまでした。

また、2日間に渡りお世話になった講師の村上先生はじめ、関係の方々に厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

『京の文化』 京の礼節

2010年 4月19日スクールライフ

今日は、本校2年生の授業、『京の文化』で京都祇園まで出かけました。

2年生Bクラスの学生が南座前に集合し、阿国記念碑~出雲阿国銅像~八坂神社~花見小路~祇園甲部歌舞練場~お茶屋までの行程で授業が行われました。

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南座の西側にある石碑は阿国 歌舞伎の発祥の地であり、北西角に「出雲 阿国」の石像があります。
阿国は歌舞伎の創始者とされる安土桃山時代の女性芸能者です。
芸能人の集合場所はこの石碑前が多いそうです。

 

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四条大橋(南座)から八坂神社まで歩き、本殿あたりで一息、休憩タイム。

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八坂神社は慶応4年(1868年)の神仏分離令により、元々「祇園神社」「祇園社」「祇園感神院」と呼ばれていたのが、「八坂神社」と改められたそうです。八坂神社を総本社とし、素戔鳴尊(スサノオ)を祭神とする神社が日本全国に約2,300社あるとされています。

 

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花見小路に入り、甲部歌舞練場へ移動!!

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祇園甲部歌舞練場は、舞妓・芸妓さんの発表の場であり、明治の東京遷都のあと斜陽化する京都の再生策として、明治5年、京都博覧会が開かれた。このときの京の舞妓・芸妓の技芸発表のイベントが同時に計画され、これが〔都をどり〕として始められた。このイベント会場が歌舞練場である。のちに、毎年、4月1日から月末までを〔都をどり〕興行の期間とし、華やかな京の春の幕開けを告げる。

 

一路、「お茶屋」さんへ

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茶室への入り方を教わりました。
まず、茶室前に正座し→左手でふすまの取っ手を持ち指が入る位に隙間を開ける→左手でふすまの下部を持ち自分の体の中心まで開ける→右手でふすまの下部を持ち最後まで開ける  というふうに作法を習いました。
閉めるときは逆順に行います。

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お菓子・抹茶の出し方を教わりました。

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今日の菓名は「花くれない」です…と緊張した面持ちで学生同士が接待をしていました。
実際の舞妓さん芸妓さんに畳の縁を踏まないようにとか、お菓子を出したあとは少し下がって一礼をするなど、丁寧に教えていただきありがとうございました。

お茶屋さんの村上節子さんから貴重なお言葉をいただきました。礼節というものは大切なことです。みなさんが人生を歩まれるとき、さまざまなことが起こります。どんなに気分を害しても、常に礼節を重んじ行動することが
大事です。本学園の「愛・信・敬」と同じで、人を愛し、人を信頼し、人を尊敬する人間になりたい。また、他人から愛され、他人から信頼され、他人から尊敬される人に私はなりたい。まさにこの学園訓と同じことです。
村上さんの言葉を聞いて、私の学生時代を想いだしました。ゼミの教授からいただいた言葉で「あだ花を咲かせてなるものかと我わが道を行く」  人間は感情の生き物です。いろいろなことが人生の中であります。どのようなときも、気持ちをしっかりと持ち、自分の目的に向かって前進していくということを改めて学びました。
学生のみなさんは、どのように感じたのでしょうか。

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学生のみなさん本日はお疲れ様でした。また、ご協力いただいた講師の先生はじめ、関係の方々に厚く御礼申し上げます。

京都福祉専門学校では、「京の文化」と題してさまざまな授業を取り入れております。
介護の技術・知識だけではなく、人間教育にも力をいれております。このブログを見ていただいた方、これから介護福祉士を目指そうとされている方は一度、体験入学会に参加し、京都福祉の魅力を感じてください。