2016年 7月15日スクールライフ
「障害の理解」の授業の一環として、特別授業「盲導犬」が行われました。
講師の前田先生は、33歳の時に交通事故で失明されました。
医師から失明することを伝えられた時は、絶望の淵にたたされたそうですが、京都ライトハウスで様々な訓練を受け、なんとか生活ができるようになられたそうです。
前田先生と生活を共にしている盲導犬のトラムくん(ゴールデンとラブラドールのMIX)6歳は、先生にとって二代目の相棒。犬にも勿論性格があり、トラム君はとてもマジメで、自分が納得した行動をとる芯の通った盲導犬です。
講義の後半には、視力を失ってから始められたピアノの演奏を披露して下さいました。
曲目は東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」。
当然ながら、先生は楽譜も鍵盤も見えません。しかし、先生が奏でる音は、丁寧でしっかりとしていて、とても心に響きました。
今回の授業で「障害の理解」は終了です。
担当の松永先生が授業を通して学生達に伝えたかったことを最後に話されました。
誰しもが障害者になりたくてなった訳じゃない。でも、誰しもが障害者になる可能性があるということ。
これから「介護」を志す学生達は、障害を持っている人や高齢者の気持ちを知り、その人達の力になる素晴らしい人材になって欲しい。松永先生の言葉が印象的でした。
2016年 5月24日スクールライフ
生活支援技術(罨法)、2年生の授業風景です
罨法(あんぽう)とは、痛みなどの症状を軽減させるために、患部を温めたり冷やしたりする療法の事を言います。
温罨法では湯たんぽ、冷罨法では氷のう、氷枕の使い方を学びました。
普段、自宅では使うことがなくなってきた湯たんぽや氷枕の扱いに学生達もアタフタ
一つひとつ使い方や注意点を教わり、現場で利用者さんが安心して過ごしてもらえるための介護の方法を身につけます
2016年 5月12日スクールライフ
本校H28年3月卒業生の就職率は、100%でした。そして、就職者全員が福祉関係の施設への就職です。
本校では、ただ単にどこかに就職が決まるというのではなく、一人ひとりの個性や考え方をしっかりと就職担当の教員が面談し、その人の能力を活かせる施設へ就職できるように指導しています。
校内での就職説明会を頻繁に行っているのも、その取り組みの1つです。
特に、卒業生が就職した施設の説明会を多く開催しています。
その際、卒業生も来校し、就職先での様子を伝えてくれることで、在校生も自分たちの将来の姿をよりリアルに想像でき、就職活動をするにあたっての不安や心配が解消されます。
今年度最初に就職説明会の為に来校頂いた「おおやけの里」の方々。
本校、認知症の理解の授業も担当されている辻先生、H27年3月卒業生川部さん、H28年3月卒業生森田さんの3人で説明会を行って下さいました。
おおやけの里では、入職と同時に自分を担当する先輩がついてくれるそうです。
この先輩が入職2年目の方が多いのは、自分との距離が近い先輩の方が質問や相談をしやすいだろうという施設の配慮です。2年目の職員さんは、自分が一緒に新人と同じ目標に向かって進むことで、自分の成長にも繋がります。
その他、新人職員と上司が面談する機会を豊富に作られていることで、ストレスをためないような環境が整っているので、働きやすい職場となり、離職者が少ないそうです。
「森田さんも就職してすぐは毎日泣いてました。でも「泣くな!!」とは言いません。「どうして泣いているのか」を話してくれるように声をかけます。」との辻先生の言葉が印象的でした。
2016年 4月22日スクールライフ
本日の生活支援技術(2年生)の授業では、「身だしなみの介護」を学びました。
私たちは、朝目覚めると顔を洗い、歯を磨き、髪と整え、目的に応じた化粧や身なりを整えて、1日の生活をスタートさせます。
しかし加齢や障害によってこれらの行動ができなくなったり、認知症のために忘れてしまうような状況が続くと、からだの清潔が保持できず、感染症の危険性が高くなります。
身体的な影響だけでなく、爽快感や満足感も少なくなり、精神的安定の確保が困難になることさえあります。
身だしなみを整えて、その人らしさを持ってもらえるようにしなければいけません。
整髪・耳垢そうじ・爪切り・髭剃り
どれも自分でする事はあっても、誰かにしてあげるとなると加減がわからなかったりしますね。
安全に行う方法をしっかりレクチャーしてもらっていました。
2016年 1月15日スクールライフ
1月15日(金)ケーススタディ
2年生のグループから代表者を選出して、ケーススタディ(卒業研究)代表者発表会が行われました。ケーススタディとは2年間の介護施設実習で修得した知識や技術、利用者さんの言動や行動に対して文献などを基に、根拠を明らかにすることで、卒業後より良い介護を展開できるようにします。
この日は1人10分の発表と質疑応答で進行していきました。
2年間の成長を感じる質疑応答の数々
認知症や体の麻痺で自信を無くされた利用者さんを分析すると、家族との楽しい思い出や、仕事をされていた頃のプライドがあることがわかり、それらを尊重し要望を叶えることで自信を取り戻されたという報告が多数ありました。介護とは人とのコミュニケーションの仕事です。その一つ一つに根拠を持ち、その人の尊厳を大切にして支えられる立派な介護福祉士になってくださいね!
2015年 12月22日スクールライフ
あっと言う間に年末が近づいてきました!
本校の在校生には、地方から入学して、学生マンションで一人暮らししている人もいます。
年末には実家へ帰省する人がほとんどですが、それまでの間寂しい冬休み~
とならないように、先生方からの粋な計らい
鍋パーティーを行いました
暖かい鍋を囲み、皆でワイワイ!
母の味を思い出す鍋に学生達も大喜びでした~