2010年 10月29日スクールライフ
毎週水曜日の放課後、希望者を集めて「手芸部」の活動を行っています。
作品内容は自由!
初心者でも大丈夫!
放課後の少しの時間ですが、いろんなお話をしながら、ゆるやかーな気持ちで
手芸を楽しんでいます。
実習先で担当した利用者さんが編み物好きで、“一緒にできたら良かった~”なんて声も聞きます。
今まで「不器用だから」と手芸に興味を持たなかった人も、実際やってみたらハマったり!!
まだまだ数名でこっそり?活動していますが、少しでも興味のある人は是非参加して欲しいです!
そう、今は女子部になっていますが、男子でも参加OKですよん。
今は季節柄、編み物に取り組んでいる手芸部部員達♪
今までやったこともない・・・と言っていた学生さんも、やりだしたら楽しくなってきてくれたみたいで、
どんどん作品を作ってくれています。
(
(立体キノコとショートケーキのモチーフ)
これで自己紹介の時なんか、「趣味は手芸です!」って胸張って言えますよ。笑
カワイイ作品達を、またこちらでご紹介したいと思います。
お楽しみに~
2010年 10月21日スクールライフ
10月20日(水)、南京都高等学校福祉コースの1年生が本校へ見学にきてくれました。
今回の見学は「体験型」
実際の授業へ入ってもらい、京都福祉でどのような授業が行われているかを、しっかりと体験してもらいました。
2年生の「生活支援技術(ターミナルケア)」、本校の名物先生!?の廣瀬良子先生の授業です。
ターミナルケアという言葉は、一般的には「回復の見込みのない疾患の末期に苦痛を軽減し、精神的な平安がもたらされるよう行われる医療・介護」をいいます。
ターミナル期をむかえた利用者に対する介護について、学んでもらいました。
福祉施設に介護福祉士として勤務する中で、利用者の最期に立ち会うことは珍しくありません。
そのような状況で、介護福祉士がどのような役割を果たすべきか。
介護職は看護職や医療職と十分連携して身体的・精神的安楽をはかり、利用者がなるべく苦痛なく安らかに死を迎えられるよう準備していきます。
そして、残された時間をできるだけその人らしく生きられるように、身体的苦痛の緩和・生活の支援を行うとともに、死への恐怖や不安などのつらい気持ちを傾聴し受容するコミュニケーションを行うことが大切です。
このコミュニケーションの一つとして、「ハウト・ケア(マッサージ)」の方法を教えていただきました。
ゆっくりと落ち着いた気持ちになっていただけるような声掛けや、歌を歌うなどしてマッサージを行います。
気持ちが安らぐようなアロマオイルを使ってもいいそうです。
在校生と高校生がペアになり、マッサージの方法を学んでもらいました。
短い体験時間だったので、ほんの一部の体験となりましたが、よい経験となったのではないでしょうか。
続いて介護実習室にて、ボディメカニクス体験・車いす体験をして頂きました。
まずは、実習室の説明と福祉器具の紹介です。
現場にあるような、福祉機器がずらり。
車いすだけでも様々な種類があります。
それぞれの紹介を受けた後、車いす体験チームとボディメカニクス体験チームに分かれて体験してもらいました。
こちらは車いす体験チーム。
車いすに乗って、段差を越える体験をしてもらいました。
これがなかなか恐い!!乗っている方も押している方もなんだか緊張です!
こちらはボディメカニクス体験。
正しいボディメカニクスを使わなければ、ベッド上での移動介助も大変です。
どういう姿勢で、どういう力の入れ方で行えば良いのか、体験してもらいました。
トータル1時間半という短い時間だったのですが、京都福祉の雰囲気や授業内容を知ってもらえたのではないでしょうか。
まだまだ高校1年生。
福祉コースの生徒とはいえ、まだまだ福祉の分野について知らない事も多いことと思います。
これからの高校生活で様々な知識と技術を身につけ、また、進路選択のうちの1つとして
京都福祉専門学校を考えてもらえたらと思います。
皆さん、お疲れさまでした!!
2010年 10月14日スクールライフ
先週に引き続き、今週もビハーラ十条の方にお越しいただき、特別講義を開講しました。
今週は1年生の授業です。
当時受け持ちをされていた利用者Tさん。
最初は、その方とコミュニケーションをとることが困難だったそうですが、
毎日声を掛け続けていくうちに「あんたは買い物に連れて行ってくれるんか?」と
初めて返事をしてくれたそうです。
Tさんはとても買い物が大好きだったのです。
その事を知った武末さんは、一緒に買い物へ出かける計画を立て、Tさんの希望するお店へでかけたそうです。
そして、毎週1回は買い物へでかけ続けました。
こういった企画というのは、継続することがとても大切です。
継続することで、Tさんのストレスが解消されたのか、今まで食べられなかった食べ物も食べられるようになられたそうです。
そしてある日、Tさんが、ご自分の息子さんの話を涙ながらに語って下さった時、
“本当に心を開いて下さった”と思われたそうです。
武末さんとTさんが一緒に写っている笑顔の写真が、とても印象的でした。
人と人との関わりを大切に、いつも利用者さん1人ひとりの気持ちを尊重し、
そのひとらしい生活が送れるような支援をする。それが大切なんですね。
1年生は、初めての実習。
まだまだこれだけの関わりを持てるはずはありません。
でも、現場のプロがどのように利用者さんと接しているか、しっかりと見てきて欲しいと思います。
そして、最低限のマナーを守り、対職員・対利用者(利用者の家族)の立場を考えながら
実習に挑んでもらいたいと思います。
きっと将来、「あぁ初めての実習はこんなんだったなぁ」と懐かしく思う日がくるでしょう。
2010年 10月13日スクールライフ
1年生の第1区分介護実習が11月8日からスタートします。
第1区分は10日間と短期間となりますが、初めての実習なので皆緊張していることと思います。
昨日は実習前全体オリエンテーションと交流会を行いました。
全体オリエンテーションでは、3階の合同教室を使って、実習に向けての様々な説明を受けました。
事務の方からは「実習用定期券」についての説明を。
なかなか、“ピン”とこない人が多いと思うのですが・・・。
実習中は、普段の通学経路とは異なる経路で実習施設へ通うわけですが、
鉄道会社へ申請をすれば、特別に学割定期を購入することができるのです。
特に、私鉄については割引率が高く、今回のような10日間の実習期間で1か月定期券を購入しても、
割安で購入できるので、学生の皆さんは助かりますよね!
普段、電車やバスに乗る機会が少ない人は経路を調べるのに悪戦苦闘していますが、
これもまた勉強!きっちり調べて申請をして欲しいと思います。
さてさて、そしてこちらは交流会の模様です↓↓
初めての実習で緊張感いっぱいの1年生だと思いますが、
先輩である2年生との交流会で、自分の配置された施設の内容を直接聞くことができて、
少し不安が取り除かれたのではないでしょうか??
2年生も過去の自分を振り返り、実習中に学んだことをしっかりと1年生に伝えてくれました。
きっと、「あぁ自分も初めての実習ではこんなだったなぁ」と懐かしく思ったのではないでしょうか?
1年生は入学して半年。
学内で学んだ知識と技術を実践する大切な介護実習。
もちろん現場での実習は大変だと思いますが、指導者の方の技術をしっかりと観察し、
自分の学びにしてくれたらと思います。
2010年 9月24日スクールライフ
9月22日(水)に京都福祉専門学校15周年記念公演を開催しました。
講師に、本校2期生の奥田俊夫さん(NPO法人みんなの家代表)をお招きして、
「地域の高齢者をいきいきさせる方法」について公演をして頂きました。
奥田俊夫さんは40才で本校に入学。2年間で介護福祉士について学び、平成11年3月に卒業、介護福祉士の資格を取得されました。
そして、卒業後に南伊豆へ移り、宅老所「みんなの家」を設立されたのです。
南伊豆という土地は、奥田さんが本校入学前に8年間「農的フリーター」として暮らしておられた場所で、
その頃に「介護」に携わる仲間と出会い、様々な触れ合いをする中で、宅老所の開設を志されるようになったそうです。
【宅老所とは??】
制度を利用しながらも制度に囚われず、利用者が必要とする介護サービスを臨機応変に提供する
通所介護(デイサービス)施設。
みんなの家を設立後にも、様々な出会いがありました。
2001年4月に「宅老所・グループホームを始めたい人の会」が静岡市で開催され、
奥田さんは、そこで「開設者が語る実際の宅老所経営とは」というテーマでお話をされました。
その企画をしておられたのが、現在の奥田さんの奥様である夏目真美さんです。
夏目さんは「人生紙芝居」というものを手がけておられました。
「人生紙芝居」とは利用者の人生をストーリーにして制作されます。
テーマは戦争やカツオ漁など人それぞれで、そのお年寄りが最も輝いていた人生の一時期を切り取って
紙芝居として再現されます。
この人生紙芝居は、みんなの家だけではなく、
幼稚園や小学校、外出先の青空の下、診療所の待合い室等、様々な場所で行われています。
老人一人一人の人生を周囲の人々が認め共感し、それを通じて本人が元気になる仕掛けとして
「人生紙芝居」はきわめて有効なものです。
公演中にこの紙芝居を行っている映像が映されました。
主人公の利用者さんは勿論のこと、一緒に聞いている他の利用者さんも
とても良い表情をされているのが印象的でした。
この様に、沢山の活動を続けながら、地域の高齢者や障害者のケアを行われている奥田さん。
私も在学中の奥田さんを知っているだけに、現在の一生懸命な活動についてお聞きし、とても感動しました。
そして、何より現在本校で学んでいる学生達にとって、卒業生の活躍は励みになったのではないでしょうか。
「自分にもできる!」と自信を持てた人もいるかもしれません。
静岡県という遠い所、またお忙しい中、御来校頂きましたが、
「京都福祉専門学校 15周年記念公演」にふさわしい、素敵な公演でしたね!!
余談ですが。。。
現在副校長の丸岡先生も同じ2期生、そして同じ社会人入学生。
ということで、久しぶりの同級生との再会に2人共とても嬉しそうでした。
皆さんお疲れ様でした!!
2010年 9月7日スクールライフ
久しぶりに1年生の授業、「介護総合演習」へお邪魔してきました。
藤田智史先生の講義です。
ブログでは、“できるだけ動きのある授業風景を”と、実習の授業を取り上げる事が多いのですが、
時には講義も良いですよね!
今日のテーマは「記録 伝えること・聞き取ること」
普段、友達同士などで、何気なく交わしている会話。
例えば、『休みの間△△へ行ってきた~!』 『良いなぁ、楽しかったやろう?』
等、話す方も聞く方も、特別な意識をすることのないやりとりです。
でも、その流れを文章化してみると???
一つひとつの流れを、演習として考え、記録してもらいました。
まずは【伝えること】
演習1 自分の「夏の思い出」を一つ書いてみよう
演習2 演習1の内容に具体的な「題名」をつけるなら
演習3 演習1の内容で最も伝えたい事を優先順に箇条書きにして下さい。
演習4 くわしく文章化してみよう
夏の思い出について、何気なく話している内容と、こうしてじっくり考えて記録した内容、
違ってくる可能性もありますね。
出来事や思いを文章にする難しさを、あらためて感じました。
さて次は【聞き取ること】
演習5 2人1組になって「夏の思い出」を交互に相手に伝えて下さい。
演習6 相手の「夏の思い出」をくわしく文章化してみよう。
演習7 お互いの文章化を比べてみよう。
演習8 文章化した事実に自分の考察を加えてみよう。
演習9 演習8から「学び」を導きだしてみよう。
彼氏と海へ行った話や夏休みなのに寝込んでいた話。。。苦笑
皆さんの色んな夏の思い出話が聞けました。
あぁ若いって良いなあ。笑
相手が一番伝えたいと思っている内容を、しっかり聞き取ることができているか?
介護の現場においても、大切なことです。
特に高齢者や、体の不自由な人は、伝えたい内容が整理できない事があったり、
同じ内容を繰り返して話してしまったりすることもあります。
そんな時に、事実やその人が伝えようとしている内容を聞き取る事ができなければいけません。
伝えること、聞き取ること。
簡単なようで難しい。
今一度じっくり考えて、また文章にするトレーニングも大切ですね。
1年生は1段階実習が近づいてきました。
学内での授業を活かして実習に挑んでほしいです!
2010年 8月21日スクールライフ
まだまだ暑い日が続いています。
高校生の皆さんはまだ夏休み中だと思いますが、本校の2年生は8月23日から「施設実習」に行かなければいけません。
2年生にとって、この実習が2年間の集大成となります。
1段階・2段階で学んだ事を活かして、最後の実習に取り組んでもらいたいと思います。
今思えば、初めての実習では、戸惑う事が多かったと思いますが、きっとこの3段階実習が終了すれば、
一回りも二回りも大きくなって帰ってきてくれる事でしょう。
夏休み中、実家へ帰省していた学生達も、オリエンテーションに備えて戻ってきています。
「夏休み、楽しかった~!久しぶりに地元の友達と遊んだわ~」とか
「素潜りとかバーベキュー楽しかった~」などなど、楽しかった夏の思い出を聞かせてくれました。
↑↑実習記録の書き方や、実習施設の方からの声など、斉藤先生が説明してくださいました。
2年生のみんなが無事に実習から帰るのを待っていますよ~!!!
2010年 8月3日スクールライフ
ブログの更新がすっかり遅くなってしまいました。
本日は、皆さん待ちに待った?前期試験の結果発表日でした。
正午に発表!視聴覚教室前に掲示されました。
待ちきれず1時間前から学校に到着している学生もちらほらいましたが。。。
不合格の科目がなければ、これにて夏休みへ突入です!!
全教科“優”という、優秀な人も何人かいましたよ♪♪
でもでも。。。残念ながら不合格科目があった場合は、夏休みはオアズケ。汗
1年生は、初めての定期試験。
再試験についての説明も、講堂にてしっかりと受けてもらいました。
再試験は8月5日~6日の2日間。
不合格科目がある人は、明日1日、しっかりと勉強しておいて下さいね。
夏休みまでもう少し!ラストスパート!!頑張って下さい。
あ、無事に全科目クリアの人は、良い夏休みを~!
2010年 7月6日スクールライフ
一週間遅れの更新になりましたが。。。
6月28日の京の文化は、「茶処日本一・宇治茶とは」ということで、
宇治茶道場匠の館・堀井勝夫先生にお越し頂きました。
宇治茶の始まりは鎌倉時代。栂尾にある高山寺の明恵上人のすすめで、
宇治茶の栽培が始まったのです。室町時代には、足利幕府の奨励で、
宇治茶の名前が全国に知れ渡るようになりました。
江戸時代に入ると、山城の国・宇治田原湯屋谷の永谷宗円が
「宇治茶製法」と呼ばれるお茶の作り方を生み出しました。
この「宇治茶製法」が宇治にとどまらず大和(奈良)近江(滋賀)伊勢(三重)に
広まって宇治茶製法で作られたお茶が日本中で飲まれるようになりました。
この宇治茶製法が現在の玉露と煎茶の作り方へと発展したんですね。
授業では、利き酒のお茶版のような、“茶かぶき”を体験してさせてもらいました。
5種類のお茶(玉露・碾茶・煎茶・かりがね茶・玄米茶)を用意して頂き、
最初に茶葉を見せてもらいます。(香りもしっかり覚えておきます。)
そして一つずつ同じ入れ方で(沸騰させたお湯で1分30秒浸出させます)均等にお茶をつぎます。
参加者は1回お茶を飲むごとに、色や香り・味などでどのお茶か判断します。
これがなかなか難しいんです。
玄米茶は香ばしい香りもあってわかりやすいのですが。。。
1回目の挑戦で、5種類全て正解する人はいませんでしたが、
2回目にして1人、中内さんが全て正解!!素晴らしい!!!
私も初めて参加させてもらった“茶かぶき”
皆さん楽しんでくれていて良かったです。